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中国経済の持続的発展の可否は内部改革にかかっている

中国経済の持続的発展の可否は内部改革にかかっている(2013年4月12日):

 先日あるメディアでは、中国の経済規模は2016年に米国を超えると報道されていた。OECDは、この目標を実現するために、中国は以下5つの改革を成功させなければならないとの認識を示している。

 1、穏便なマクロ経済管理の維持。中国はインフレリスクを前もって防止し、地方政府への融資システム上の予算外債務を処理すること。

 2、金融改革の推進。中国は利率の市場化と為替の変動相場制導入を推進し、外資へ株式投資と長期債権を開放するとともに、海外にプールされた人民元を大陸に還流させる。

 3、競争と革新的政策の促進。

 4、都市への人口流入に対する寛大な処置。公共交通運輸と地方公共サービスに多くの資源を投入し、全ての住民に相応のサービスを提供しなくてはならない。全ての人に平等な教育機会を与え、都市への人口流入を受け入れ、流入者に福利を享受させる。

 5、地球環境保全への更なる取り組み。エネルギー効率を高め、二酸化炭素排気量を抑える。石油消費税の増税と価格統制の廃止をもって、民間企業に省エネを奨励させるべきである。水道利用者の水道料金を上げ、汚染物質に対する補償金と税金をより徴収すべきである。 我々が見るに、2016年経済上は米国を越えるだろうが、これは中国政府が公に定めた目標ではないが、OECDの指摘する5つの改革内容は中国が成し遂げなければならないものである。実際にこれらの改革の進展が中国経済と中国社会の発展と関連している以上、中国は経済システムのモデルチェンジと調整を行い、内部改革を押し進めることが必要不可欠である。