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【政経】外資の注目する中国経済発展の五大チャンス(2013年12月25日)

【政経】外資の注目する中国経済発展の五大チャンス(2013年12月25日)

 30年来の中国での業務経験と市場への熟知を依拠として、エメルソン社は先日、北京で2014年中国経済及び産業の成長予測を発表した。

 同社が予測する来年中国経済を成長させる五大要素は、製造業のオートメーション化、エネルギー機関の変化によるエネルギー産業への投資、新たなモバイル通信生活のメインストリーム化とそれに伴う情報処理推進への圧力、金融市場改革と産業発展促進、清潔な多機能都市建設である。報告書では、中国の各産業は正のスパイラルに入っており、製造業のオートメーション化が急速に進むと予測されている。人事コストの削減や運営リスクの抑制、高品質商品の生産のために、製造業、特に沿岸地域の製造業者はその生産施設内をいち早くオートメーション化しようとするだろう。このほか、製造業においては労働密集型製造工程をオートメーション化することで、光熱費や人件費を削減できる。エネルギー機関の変化はエネルギー市場への投資を促すだろう。

 石油と石炭の価格差は顕著であり、2014年にはより多くの資金を投じて石炭からの天然ガス産出及び石炭転化施設の建設に乗り出す。また、中国は継続してエネルギー機構のモデルチェンジを進め、石炭の再生エネルギーとしての活用がその中心となる見込みだ。これは中国で日増しに悪化している環境問題の解決につながると共に、当地での再生エネルギー産業発展を手助けするものとなるだろう。

 高速モバイルネットワークと低価格の多機能携帯の普及に伴い、モバイル設備はインターネットの主要なプラットフォームとなるだろう。エメルソン社は、新たなモバイル通信生活のメインストリーム化とそれに伴う情報処理推進圧力について指摘している。これらはより多くの中国独特のモバイルアプリを生み出すだろう。

 利率の市場化と金融市場改革推進は、中国製造業の競争力強化に対し長きに渡って影響を及ぼすだろう。エメルソン社は、融資の敷居とコストが下がることにより、中小製造業の資金流動性が良くなり、先進施設や研究開発への投資能力を向上させるだろう、と見ている。