ホーム > HRニュース > 中国HRニュース> 「CHANGE」—中智日企倶楽部はCybozu Days Shanhai 2019に参加しました(2019年08月03日)

「CHANGE」—中智日企倶楽部はCybozu Days Shanhai 2019に参加しました(2019年08月03日)

報告文(中文)

  終身雇用の崩壊、少子高齢化、人生100年時代など、社会環境が急速に変化を続ける中、仕事の在り方・働き方も変化させなければならないという考えから「CHANGE」をテーマとした企業フォーラムが上海で開かれました。

  

  8月2日、サイボウズ日本本社青野社長、山田副社長が来海され、サイボウズ中国公司増田副総経理等の企画による「CHANGE」をテーマとしたフォーラムを成功裡に実現しました。在上海の日系企業や中国系企業500社余りの企業代表が参加し、中智日本企業倶楽部と会員企業代表もこのフォーラムに参加しました。

  まず、日本で盛んに提唱されている「働き方改革」の先駆者であるサイボウズ青野社長が、サイボウズ日本本社での働き方改革の歴史の紹介を行いました。青野社長はIT業界の研究・開発型人材の離職率の高さに直面し、制度、ツール、風土の3つの異なる次元から人材戦略を見直し高度化を図り、雇用モデルの多様化を導入することで離職率を28%から5%まで下げることができた経緯を紹介し、その生き生きとした経験談は参加者の日本企業に対する印象を一新するものとなりました。



  その後、復旦大学「社会発展与公共政策学院」副院長程教授が、社会学の角度から科学技術の発展が人類に及ぼす変化の分析を行い、奥深い科学的検証はどのような時代でも学習は永遠に進歩へのルートであることを明らかにしました。

  電通公共関係顧問(北京)有限公司鄭燕総経理は様々な変化の中でも不変の真理を堅持しどのようにして企業活動を牽引してきたかを自らの経験をもって明らかにし、経営課題の共有をはかりました。

  中智日企倶楽部馮串紅部長は人力資源サービスの角度から、「企業と青年人材がともに築くWin-Winの関係」というテーマで現下の人材問題について講演しました。馮部長は「上海の青年就業状況」、「欧米系企業、日系企業、国有企業、民間企業の人材の特徴や企業文化」、「企業と人材がWin-Winの関係を築くためのキーポイント」等を分析し、中でも青年人材の成長に必要な3つの転換期には企業は適切なサポートを実現しなければならないことを指摘し、参加者と認識を共有しました。



  各テーマの講演後パネルディスカッションの部に入りました。サイボウズ副社長兼国際事業部本部長山田様が司会をつとめ、国誉商業(上海)井上総経理、森永(中国)波戸総代表、兼松開吉開商貿(上海)大西総経理が、在中国の日系企業の組織建設を課題にし、企業の人材の採用、育成、報酬、風土などの面から議論を深めました。2時間にわたるディスカッションを経て、その場に参加したすべての参加者と共に思考活動を深めることができました。

  

  今回のフォーラムは日本本社と中国現地との交流の場でもあり、人材に関する見方、考え方のアップグレードの機会でもあり、必ずや働き方改革促進の重要な糧となるでしょう。

「CHANGE」時代が変わる、人材も変わる、成功する企業は変革の最前線に!