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2017年09月12日--中智智櫻会セミナー2017年総第4回 【2017年在中国日系企業給与データの共有と運用】開催報告

  
中智日本企業智櫻会は中智上海公司の、日系企業のお客様からなる会員組織です。中智上海経済技術合作公司(中智上海公司)は中国中央政府直轄管理する国有重点基幹企業で2016年6月から中智公司の日系顧客向けに新サービス「智櫻会」をスタートしました。
 

 中智智櫻会セミナー2017年総第4回  【劳动关系管理中核心文书、表单重整与风险防范】開催のご報告

【セミナー実施報告】

  さる9月12日(火)、中智「智櫻会」セミナーを「中智上海会議中心」で開催しました。

  中智上海会議中心:中智グループ専用研修ルーム。淮海路上海図書館前。

  開催に先立ち、中智日本企業倶楽部会員諮詢経理の新井宏昌から、今回のセミナーの趣旨を皆様に説明しました。

  実務では、文書の作成、使用、管理の不注意から、労働紛争で敗訴するケースは枚挙にいとまがありません。リスクを抑制し、卓越した雇用管理の実現は、文書の作成と管理から始まります。そこで今回は、労働関係文書の改善方法について取り上げました。

  今回のセミナーには、アルプス、クレハ、ニコン、三菱電機機電、東芝電子、キーエンス、H.I.S.、関西ペイントなどの企業に参加いただきました。

  セミナーの講師は、智櫻会特約講師の李永超先生が担当しました。

  講義ではまず、労働関係管理核心「文書、フォーマット」の概要について、企業の労働管理文書の類型を、契約協議類、フォーマット通知類、規則制度類に分けて解説しました。

  その中で、「通知」や「函」の様な文言があると、たとえ従業員のサインがなくても拘束力を持ち、従業員が了解したという証拠があれば足りると指摘しました。

  続いて、具体的な核心文書の改善作業とリスク予防方法に関し、求人広告、採用通知書、労働契約書、労働契約更新意向書、労働契約解除、終了通知書等の文書作成上のリスクと注意点について解説しました。企業改革について解説しました。

  最後に、核心フォーマットの改善作業と規則制度をリンクさせるテクニックについて解説し、講義を終えました。

  講義終了後の質疑応答では、多くの受講生が終了予定時刻を過ぎても熱心に質問されるなど、盛況のうちに終了しました。

  中智「智櫻会」では会員活動として、定期的にセミナーを開催する予定です。より多くの日系企業様に「智櫻会」プラットフォームの主催者となっていただき、共に「智櫻会」を建設していくことを希望します。