ホーム > 智櫻会会員コーナー> 8月22日--中智智櫻会セミナー2018年総第4回 開催のご報告

智櫻会セミナー・イベント

2018年8月22日--中智智櫻会セミナー2018年総第4回 【電子証拠管理と雇用リスクのバランスと選択】開催報告

  
中智日本企業智櫻会は中智上海公司の、日系企業のお客様からなる会員組織です。中智上海経済技術合作公司(中智上海公司)は中国中央政府直轄管理する国有重点基幹企業で2016年6月から中智公司の日系顧客向けに新サービス「智櫻会」をスタートしました。
 

 中智智櫻会セミナー2018年総第4回  【電子証拠管理と雇用リスクのバランスと選択】開催のご報告

【セミナー実施報告】

  8月22日(水)、2018年中智智櫻会 第4回講座を「中智日本企業倶楽部研修室」で開催しました。

  今回のセミナーには、キヤノン、クレハ、東芝、三井化学、三菱汽車、三菱重工業等の企業に参加いただきました。

  開催に先立ち、中智日本企業倶楽部会員顧問の魯亦雯から、今回のセミナー趣旨について説明しました。オフィスにおいて情報化、ペーパレス化が一般的となり、OA、メール、wechat等のリアルタイムな通信ツールが日常業務の交流でも重要な構成部分となっています。HRにとっても、入社、考課、辞職等の過程における電子資料の効力と保存テクニックを理解し、会社の管理と従業員のプライバシーを正しく区別する事ため、HRの必須スキルを皆様と共有します。

  セミナーの講師は、弊社日本企業倶楽部特約講師の李永超先生が担当しました。

  講義のはじめに、証拠となりうる電子データの類型について、電子メール、SNS、携帯電話のショートメール等の電子情報や、録音、映像データが該当すると述べました。電子データの証拠を保存する方法として、印刷、写真撮影、録画のほか、差し押さえや公証を受ける方法を紹介しました。特に電子メールの場合、印刷しておくことが重要だと指摘しました。日常管理における注意事項として、①事前の告知、②授権を得ること、③プライバシーの厳守、④公私の区別、⑤権限逸脱を避ける、⑥制度管理の六点を挙げ、具体的な方法と注意点について詳しく解説しました。最後に、関連する案例を紹介し、紛争の回避方法を解説して講義を終えました。

  中智智櫻会では会員企業に対して労務法務、高級管理者養成塾、駐在員異文化、市場営業、通訳技術等シリーズの研修を開設しており、今後も引き続き日系企業の研修プログラムを展開してまいります。多くの会員企業様のご参加をお待ちしています。