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中智、リンナイ生活体験センターを見学 リンナイ中国の歩みを学ぶ(2018年1月15日)

 1月9日、中智日企倶楽部はリンナイ生活之家—生活体験センターを訪れました。そこで一行は、リンナイ中国営業本部長の姜穎氏、上海大区総監の賀晨氏の案内の下、素晴らしい体験をすることとなりました。

  

 リンナイグループは1920年に名古屋市を本社として設立され、98年の歴史と世界17ヶ国に支社を有しており、世界各地へ向けたガス器具の研究開発、生産、販売に日々全力を注いでいます。リンナイ上海は1993年に設立されて以降、上海市民の為に良質なガス器具とサービスを提供し続けています。

  

リンナイ本社内藤社長(中央)
リンナイ上海進士総経理(右から二番目)

 当日私たちが訪れたリンナイ中国初の生活体験センターは、2017年11月17日に設立されました。設立式典にはリンナイ本社より内藤社長、リンナイ上海より進士総経理が自ら現場を訪れ、テープカットを行いました。ここに、リンナイ社は中国で更なる大きな一歩を踏み出したのです。

  

 姜本部長によると、リンナイ社では近々、武漢市など全国各地に引き続き生活体験センターを設立し、より多くの消費者に商品を体験してもらうとの事です。顧客は伝統的な店頭販売から、京東天猫などのオンラインショッピング、そして包括的体験センターへの来場に至っています。これこそ中国式市場販売モデルの進化と言えるでしょう。「90年代生まれ」は、目下中国の主要な消費者層です。彼らはオンラインで買い物をしますが、彼らは更にDIYを特徴とした体験センターを求めているのです。

 日本には法人向けの展示館ならありますが、最終消費者向けの商品体験センターはあまり見られません。姜本部長は「中国では市場の変化が非常に早く、伝統的企業はイノベーションの検討をするだけではなく、市場と足並みを揃え、正確に判断し、適時調整をかけていくことがもっとも大切です」と語っていました。

  

  

  

 生活体験センターが伝統的家電量販店や京東天猫と決定的に異なるのは、実際に電気や水、ガスを使用することができる点です。これにより商品の真の性能を体感することが出来るようになりました。生活体験センターでは、スマート給湯器や、暖房設備(中国の住居に適した湿式床暖房、パネルヒータなど)、キッチン商品、輸入商品などを取り揃え、全ての生活用品を気持ちよく利用できる作りとなっています。給湯システム一つを取ってみても、容量10リットルのものから50リットルのものまで取り揃えており、シャワーヘッドも多数整然と陳列してあります。また、暖房システムはそれぞれに体験コーナーが設けられており、各方式による温熱効果を直に体験できます。キッチン商品は更に緻密なものでした。「90年代生まれ」の求める「手軽で、迅速で、エコロジーな」調理を可能としたもので、和食、洋食、中華料理がボタン一つで調理できるのです。生活体験センターで私たちは「創意性、洗練性、伝統性、ロハス性」を体感せずにはいられませんでした。

  

リンナイ中国営業本部本部長 姜穎氏 (右から二番目)
中智日企倶楽部部長 馮串紅(左から二番目)

  

  

 リンナイ上海の成功は、中国事業に全身全霊を捧げた進士董事総経理を抜きには語れません。進士氏は、上海市をホームとして、上海支社の設立から25年間に渡り従業員と苦楽をともにした、最も長く上海市に駐在している日本人総経理です。それに加え、世界の広さと中国の深さを熟知する優秀な管理者である姜本部長の存在、さらに賀晨総監のような在上海外資企業青年人材も欠かせなかったでしょう。リンナイ中国は、2018年も製造・販売・サービスにおいて大きな一歩を踏み出すことでしょう。

  

リンナイ上海 進士克彦総経理のお言葉

  

姜本部長(左から三番目)
上海外企青年人材協会会員・リンナイ上海大区賀晨総監(最右)

 中智智櫻会・日企倶楽部会員企業であるリンナイ社の、2018年における更なる成長躍進を心から願ってやみません。中智は、会員企業の皆様へ良質なサービスを提供すべく、引き続き邁進して参ります。

中智智櫻会・日企倶楽部 寄稿