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業界動態(2021年10月)

 

  【「上海市海外帰国者300指数」公表! 上海市で活躍する海外留学経験者の数は22万人に】

9月29日に開催された「2021年上海市留学経験人材プロジェクト国際交流会」の席上において上海市は、よりターゲットを絞ったサービスを提供するために、上海市の帰国起業家コミュニティの3つの特徴をまとめた「上海市海外帰国者300指標」(RISE300)を発表した。

同指標のデータを見ると「都市環境」、「成長力」、「発展の互換性」の3つの指標はいずれも80点を超えており、上海市の包括的イノベーションや継続的な改善と、帰国起業家コミュニティの強い競争力が、高度な親和性を醸し出していることを反映したものとなっている。

最新のデータによると、現在上海市では中国で第一位となる22万人以上の海外帰国者が、就業または創業している。

 

  【海聚英才、イノベーション・起業サミット始動 ハイエンド人材への職位目録を公表】

9月29日、「2021海聚英才イノベーション・起業サミット」の発足式が、徐匯浜江党サービスセンターにて開催された。発足式では、上海市の関連部門が海聚英才の「企業で不足しており需要が多い職位」のハイエンド人材を目録化し、人材を招聘するための「最優先」研究プロジェクト目録を公布した上で、上海税関が科学・イノベーション人材と関連物資の通関を容易にする革新的な措置を執り行うことが発表された。

ハイエンド人材目録は2944社の使用単位と、14122人のハイエンド人材の職位を網羅している。また、「最優先」研究プロジェクトには上海市の中央企業、国有企業、外資系企業、民営企業など600社以上の上海市企業のプロジェクトが掲載されている。

 

  【「就業困難」を実感する学生は約6割 初任給1万元超えの新卒本科生は全体の15%】

9月27日、前程無憂は「2021年中国主要大学新卒者の就職活動状況報告」を発表した。

調査では、調査対象となった新卒生の82%が就職活動に応募し、そのうち81%がすでに内定を得ていることが明らかになった。これは内定者の数が調査対象者全体の66%に相当することを意味しており、昨年同期の42%を大きく上回っている。また、「就業が困難になった」と考えている新卒生も61%と、昨年同期の74%と比べ大きく改善しているが、女性の新卒生がより強くそう感じているようだ。

この他、調査対象の新卒生の大多数が月給8,001~10,000元を期待しているものの、この水準の賃金を得られたのは内定を得た新卒生の43%に留まり、また新卒生の36%が月給1万元を希望したものの、それが実現したのは内定者のうちわずか15%に留まる結果となっている。