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業界動態(2022年1月)

 

  【運輸・倉庫・郵便業:調査対象企業の平均採用月給は9,765人民元】

1月4日、2021年第1~3四半期の運輸・倉庫・郵便業界の雇用動向について詳しく分析した「2021年中国ブルーカラー就職市場景気指数レポート」が発表された。

同レポートによると、運輸・倉庫・郵便業の求人需要は5月にピークを迎え、需給比は46:52にまで上昇した。また2021年の第1~3四半期の貨物ドライバー、商業ドライバーの求人供給数は、前年同期比で大幅増となった。

なお、運輸・倉庫・郵便業の平均採用月給は9,765元で、港湾労働者/運送業者の賃金も前年比30.94%増となっている。

 

  【製造・加工業3種の年収は12万元を超える!?長江デルタ地域統合実証区、製造業企業の市場賃金価格を初めて発表】

12月29日、上海市人力資源社会保障局と江蘇省・浙江省の人力資源社会保障局は連名で「2021年長江デルタ統合実証区における製造業企業の市場賃金価格」を発表した。このレポートは、統合実証区(上海市青浦、江蘇省呉江、浙江省嘉善)の製造業305社、従業員11万1200人の2020年賃金所得データを分析したものである。長江デルタ地域が、行政区を越えて共同で市場賃金価格を発表するのは今回が初めて。

 

  【清華大学2021年卒就職レポート:50%以上の卒業生が北京市外での就職を選択】

先日、清華大学学生進路指導センターは「清華大学2021年卒業生就職品質レポート」を発表した。

清華大学学生進路指導センターは同レポート内で、2021年、新型コロナウイルス肺炎流行の予防と制御が常態化する中、学校卒業後の就職率は98.4%と高い水準を維持しており、8割以上の卒業生が重点単位へ就職し、自身で創業していると発表している。卒業生の就業場所の分布はより合理化・均質化されており、就業の質も上がっている模様だ。

同レポートによると、2021年の清華大学卒業生の就職先は広く分散しており、50%以上の卒業生が北京市以外の事業単位での就職を選択したことが明らかとなっている。

 

  【IT産業:大卒新卒生総数の伸び率が平均値を大きく上回る】

教育部が近日発表した「IT産業における大卒新卒生人材需給研究報告書」によると、IT産業専攻の大卒新卒生数の伸び率が、全国平均をはるかに上回っている。同報告書では、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、AI技術など人気学科を専攻した卒業生総数の伸び率は146%、ビッグデータ技術専攻の卒業生総数の伸び率は256%に上ったことが明らかになっている。