業界動態(2022年2月)
【転職活動者の割合が大幅減!上海市のホワイトカラーは今年も「自粛中」】
先日発表された「2022年春季上海ホワイトカラー転職指数調査報告書」によると、2022年春に転職したいと考えている上海市内のホワイトカラーの割合は58.1%と、前年の71.2%から減少していることがわかった。うち、「すでに内定をもらい、退職・入社手続き中」の人の割合は5%で昨年の6.5%から減少しており、「履歴書を更新して就職活動中」の人の割合も53.1%と昨年の64.7%から減少した一方、様子見をしているホワイトカラーの数は増加しており、「転職に興味はあるが、まだ行動していない」人の割合は34.4%と、昨年同期の17.3%から大幅に増加している。
【人社部∶昨年度の全国都市新規就業者は1269万人、目標値を大きく上回る】
2月22日、人力資源社会保障部は記者会見を開き、2021年の人力資源社会保障業務の進捗状況を明らかにした。これによると、2021年に全国の都市部で新たに創出された雇用は1269万人で、目標である1100万人を上回ったほか、全国都市圏調査の失業率は年平均5.1%で、前年度平均より0.5ポイント低下している。また、大卒生の就職状況はおおむね安定しており、年末の就職率が前年を上回ったほか、主要100都市における公共職業サービス機構における求人倍数は1.5、第4四半期に限ると1.56となっている。
【臨港新区、全国初のエリア内企業年金計画発動】
今回の臨港新区人材企業年金計画の始動は、イノベーティブな人材を引寄せるための施策を変えるだけでなく、企業年金制度をも変革するものである。臨港新区人材企業年金は、企業年金の発起団体、人材企業年金への参加条件、財政資金へのインセンティブより突破口を開き、まだ個別の企業年金を設立していない臨港新区の企業が使用する各種人材を臨港新区人材企業年金に参加させるものである。臨港新区はこの取り組みにより、人材に対する中長期的なインセンティブをさらに強化し、臨港地区の人材の魅力、結束力、競争力を高めていく構えだ。