業界動態(2022年7月)
【人社部、「偽の資格証明書」対策に再び注力 専門家、評価機関の定期的な評価を呼びかけ】
人力資源社会保障部の公式サイトによると、人的資源社会保障部は6月21日、国家専門技術者専門資格試験の作業に関するテレビ電話会議を開催した。この会議は、新時代の人材に関する業務の遂行に関する習近平総書記の重要思想を深く研究し、実践し、業務に関する意見交換と総括、状況と課題の分析を進めるとともに、現在と未来の専門資格試験に関する重要業務を展開するためのものである。
同会議では、「安定と進歩」の堅持と責任の強化、効率的かつ協調された審査業務メカニズムの構築、疫病の予防と制御、審査保安業務の調整が強調されたほか、「できる限りの能力審査を行う」という目標の達成に邁進するとともに、試験の安全性に対するリスクの予防と軽減に努め、技術技能における「偽の証明書」の管理を徹底するとしている。
また、同会議ではこのほか、「管理とサービス」の改革を深化させ、受験登録のコミットメントシステムを推進するほか、専門資格証書の電子化の促進や、「ワンストップ形式」の受験システムの改善、受験マネジメントの水準向上が謳われている。
【卒業後の給与が1万元を超えた本科生の割合は6.1%】
第三者調査機関のマイコスは先日、「2022年中国大学生就職レポート(就職青書)」を発表した。
同レポートによると2021年卒の本科生と高等職業学校卒業生の平均月収はそれぞれ5,833元、4,505元となっている。2021年卒の本科生のうち、卒業後半年で月収1万元を超えたのは6.1%で、2020年卒の同期(4.3%)に比べ1.8ポイント増加した。
同レポートのデータによると、2021年度卒業生の半数以上、53.2%が卒業後半年で月収4,000〜7,000元を手にしており、うち20.6%が5,000〜6,000元の月収幅となっている。
【00後、給与と業界の展望を見て自身の職業を決定 92.7%が新職種へ興味】
中国青年報社会調査センターは先日、問巻網(アンケート.com)と共同で「00後」2072人を対象に「00後に関する調査」を行った。調査では、00後が仕事を選ぶ際、主に考慮するのは「給与」(73.5%)と「業界の展望」(61.1%)であることが分かった。なお、以下の順位は「発展の余地がある」(58.8%)、「自身の趣味と合う」(53.9%)「安定性」(48.8%)、「プロフェッショナルな職場」(41.9%)、「自由度」(36.7%)、「勤務場所」(36.5%)、「チームの雰囲気」(33.8%)、「週休二日制」(33.5%)となっている。
今年6月には人的資源社会保障省が18の新職種を発表したが、今回の調査では、調査対象となった00後の92.7%が新しい職種に興味を持ち、中でも非常に強い興味を持っている者の割合が37.4%に上っていることが判明している。