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業界動態(2022年10月)

 

  【人社部:1-8月に雇用安定資金646.3億元を1120.1万社の企業へ給付】

人力資源社会保障部は、1月から8月までの期間推進していた「申請不要方式」手続きにより、雇用安定資金646億3000万人民元を1121万企業に対して支払い、雇用を安定化させた。このうち448.4億元は721.1万社に支払われており、雇用安定資金の給付を受けた企業は昨年の1.8倍に、また資金の総額は昨年の1.9倍に上った。すなわち、社会保険に加入している企業の半数以上が雇用安定資金の恩恵に預かったことになる。「訓練補助及び従業員慰留のためのイノベーティブ一時金」政策は、疫病の流行に悩む企業の雇用安定と労働者確保を支援するもので、政策が実施された4ヶ月で395.7万社の企業が196.8億元の補助金を利用した。また、企業の大卒者雇用を支援する「雇用拡大のためのイノベーティブ一時金」政策では、1億1000万元が3万3000社の企業に支払われ、10万3000人の大卒者にその恩恵がもたらされている。

 

  【上海上半期社保「ビッグデータ」発表!1523.08万人が従業員養老保険に加入】

近頃、市人社部門が今年上半期のおける社会保険基本状況を発表した。データによると、本市企業従業員養老保険の加入者数は、1523.08万人、基金収入は、1511.58億元、支出総額は1421.09億元であった。先に発表された「2021年上海人材社会保障発展統計速報」によると、昨年末の上海における企業従業員養老保険の加入者数は1531.94万人で、前年と比べ36.18万人増加した。そのうち、保険加入従業員は1057.65万人(農民工373.79万人を含む)、保険加入定年退職者は473.99万人だった。

 

  【「2022年第3四半期人材流動趨勢レポート」発表、上海市の人材需給は全面的な回復傾向に】

「2022年第3四半期人材流動趨勢レポート」によると、第3四半期において求人応募が最も活発だったのは深セン市であった。また、重慶市、広州市、成都市、北京市も強い「人材吸収効果」を発揮している。上海市の求職需要は全面的な業務再開に伴い回復しており、前年同期比7.69%増となったほか、求人需要については2022年第3四半期において前四半期比16.5%増となった。成都市、重慶市、武漢市の3つの新一級都市では大量の求人情報が出回っており、求人需要が北京市を上回ったほか、上海市の求人需要も前四半期比で見ると回復しており、前四半期比57.95%増となっている。

また給与全体を見ると、第3四半期の全国平均月給は、転職シーズンである「金九銀十(9月と10月)」に牽引され、前年同期比0.72%増の9,816元となった。

 

  【2021年、中国国産自動車メーカーのR&D職の雇用率はここ数年で最も高く、業界全体の平均賃金は8%上昇】

近日、中国人材研究会自動車人材専門委員会が、「2021年自動車産業労働雇用ベンチマークレポート」と「2021年自動車業界報酬レポート」を公表した。レポートによると、2021年の自動車産業における利益減少が過去2年間の比べ大幅に縮小したことを背景に、自動車産業の全体的な人件費効率指標は比較的に安定しており、改善傾向にあることを示している。「2021年自動車産業の労働雇用ベンチマークレポート」によると、2021年の自動車産業の雇用率は前年比1.4ポイント上昇し、就職と離職のギャップが縮小しはじめている。

2021年の自動車業界においてR&D職は最も流動的なポジションのひとつであり、2021年の自動車業界におけるR&D職の全体的な採用率は19.8%となっている。