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業界動態(2023年4月)

 

  【第1四半期の全国募集平均月給10101元。チップ、人工知能エンジニアの月給は2万元超】

近ごろ、智聯招聘は《中国企業採用報酬レポート》を公表し、国内38箇所の核心都市にある企業の採用報酬水準と都市、主要業種、主要職種及び学歴別の採用報酬の変化を分析した。レポートによると、2023年第一四半期、38都市の企業における平均採用報酬は、10101元/月で前月比0.9%の微増となった。経済回復期にある企業は人件費の上昇に慎重で、採用報酬の伸びは鈍化している。チップエンジニア、人工知能エンジニアは、今年の第1四半期におけるツートップにランクされ、平均採用月給はそれぞれ25599元、22631元であった。近年は、画像認識、スマート言語、自動運転、ChatGPTなどの分野で競争が激しく、人材を惹きつけるために企業は研究開発人材の給与待遇を継続的に引き上げており、チップエンジニアと人工知能エンジニアの採用報酬が高まっている。

 

  【第1四半期の就業情勢は安定。都市調査失業率は低下!】

近ごろ、国務院報道弁公室が開催した経済データ定期発表会において、国家統計局のスポークスマン、国民経済総合統計司司長の付凌晖氏は、第1四半期における全国都市調査失業率の平均値は5.5%で、前年の第4四半期に比べ0.1%低下したと述べた。3月の地元戸籍労働力調査失業率は5.1%。外地戸籍労働力調査失業率は5.6%、そのうち外地農業戸籍労働力調査失業率は5.3%であった。

 

  【上海は今年、55万以上の年間新増就業職位を確保し、都市調査失業率は5%以下を維持】

このほど、上海市は2023年タスクリストを発表し、55万以上の年間新増就業職位を確保し、都市調査失業率を5%以下に維持したと発表した。上海は大学卒業生の就職を最重点事項としており、今年は未就職卒業生の支援を行い90%以上の就職を確保し、就職困難者、就職者ゼロ家庭等の群体の就職支援、長期失業青年8000人の就職・起業支援、失業者12万人の再就職、就職困難者4.7万人の就職を実現した。雇用を生み出すため起業を力強く促進する。

 

  【調査データ:半数近くが年次有給休暇を享受できず】

人社部のデータによると、半数近くの人が年次有給休暇を享受できていない。在職者の勤務年数に照らすと、わが国の一人あたり平均年次有給休暇日数は10日だが、実際の一人あたり平均年次有給休暇取得日数は6.29日で、民営企業の従業員は4日にさえ満たず、72%を超える民営企業の従業員は年次有給休暇を完全消化できていない。中国政法大学民商経済法学院の王显勇教授は、適時に《従業員年次有給休暇条例》を改正し、多様で総合的な年次有給休暇権の実施メカニズムを確立することを提案する。