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政策速達(2023年11月)

 

【上海市、「労災保険実施弁法における若干問題に関する意見」を12月1日より施行】

上海市人力資源社会保障局は、上海市労災保険実施弁法(以下「実施弁法」)実施の徹底と実務上の問題の適切な解決、及び労災保険に関する使用者と従業員の権益の更なる保護を目的として、関連問題に関する意見を公布し、併せて関連政策のQ&Aを公表すると発表した。当該「実施弁法」に関する「意見」は、2023年12月1日より施行される。

 

【上海:2023年12月1日より社会保険料の税務当局への直接申告制度始まる 】

国家税務総局上海市税務局及びその他の部門は、社会保険料の申告・納付における事業主及び個人へのサービスをさらに向上させ、業務コストを削減し、事業主及び個人の合法的権益を保護するため、共同で「社会保険料の申告・納付プロセスの最適化及び調整に関する公告」を公布した。同「公告」では、社会保険料の申告・納付プロセスについて、社会保険機関が先に納付すべき保険料額を承認した後、そのデータを税務部門に通知して徴収する現行のプロセスを最適化・調整し、事業主及び非正規雇用者が自ら税務部門に社会保険料を申告・納付するようプロセスに最適化・調整している。

 

【上海市で診療外の医薬品購入に対する医療保険での料金支払いが可能に!11月より施行】

上海市の関連部門は、美団、餓了么などのプラットフォームとともに、オンライン薬局の医療保険支払いの作業を試験的に実施した。現在、数十軒の薬局が医療保険支払いの試行範囲に含まれている。

利用者のアプリで「医療保険支払」と表示がある医薬品は、個人の電子医療保険カードのアカウントから支払うことができる。先日国家医療保険局が公布した「小売薬局医療保険指定管理暫定弁法」により、医療保険薬局の適用条件が明確になったことから、大手薬局の医療保険薬局適用割合が向上している模様だ。

 

【広東省が率先実施! 社会保険料の徴収を税務部へ全面移管】

このほど、広東省人力資源社会保障局と関連部門は共同で「広東省社会保険料徴収実施に関する通知」を公布した。この「通知」では、社会保険料の納付・加入登録、社会保険料算定基準額の申告受付、監査(承認)、徴収・振替、滞納額の回収・調査、記帳など社会保険を巡る6つの具体的な業務について各部門の責任を明記している。「通知」によると、社会保険料の徴収、社会保険料の算定基準額の申告受付徴収などは税務当局の責務となり、滞納の回収や調査に関する業務は税務当局が行う。 社会保険・医療保険機関は、税務当局から送信された情報を登録し、基金の財務会計の関連業務を行う。

 

【天津市、広西チワン族自治区:最低賃金基準を調整】

天津市人力資源社会保障局は、労働者の合法的権益を保護し、労働者とその家族の基本的生活を保護することを目的として、11月1日より天津市の最低賃金基準を調整した。今回の調整では、月額最低賃金基準が2,180元から2,320元に、非全日制雇用の最低時給基準が22.6元から24.4元に調整されている。また、広西チワン族自治区人民政府は「広西チワン族自治区 最低賃金基準の調整に関する通知」を公布し、同じく11月1日より同自治区の最低賃金基準を調整することを決定している。広西チワン族自治区では今回の調整により、第一種地域の最低賃金基準が1,990元、第二種地域の最低賃金基準が1,840元、第三種地域の最低賃金基準が1,690元(いずれも月額)にそれぞれ引き上げられる。