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政策速達(2024年3月)

 

【中国、スイスなど6カ国に対しビザ免除政策試行へ】

中国政府は、諸外国との人的交流をさらに促進することを目的として、ビザ免除国の範囲を拡大することを決定して。この措置は、スイス、アイルランド、ハンガリー、オーストリア、ベルギー、ルクセンブルグの6カ国の一般旅券所持者を対象に、2024年3月14日から11月30日までの間、商用、旅行・観光、親族・友人訪問、15日以内の中国領土通過を目的とした入国のビザ免除を試験的に実施するものである。但し、上記国の国民であっても、ビザ免除の対象とならない場合は、中国へ入国する前にビザを取得する必要がある。

 

【商務部:「外商投資24ヶ条」のうち60%以上を実施】

3月20日、商務部外商投資管理司の朱冰司長は、国務院の定例政策説明会において、国務院が昨年公布した「外商投資環境の更なる最適化及び外商投資誘致努力の強化に関する意見」(通称「外商投資24カ条」)の実施状況を紹介した。朱冰司長によると、同「意見」の進捗について、全体的に60%以上の政策イニシアティブが実施されたか、または肯定的な進展を遂げており、調査に回答した外資系企業の90%以上から概ね良い評価を得ている。朱冰司長は次の段階として、商務部が関係部門と連携し、各種イニシアティブの早期実施を引き続き推進し、外商投資政策の評価を引き続き実施するとともに、外資系企業に対し政策の進捗状況を速やかに通知するとしている。 

 

【上海市外商投資研究開発センター強化計画を発表、3月15日より施行】

上海市政府弁公室は、「上海市外商投資研究開発センター強化計画」を発表した。同「計画」は、外資系研究開発センターを上海市へ誘致・支援し、外商投資の質の高い発展の促進をもって、上海市の国際科学技術イノベーションセンターの建設に貢献することを目的としている。この「計画」には、研究開発投資増額支援、オープンイノベーションの強化の奨励、科学研究材料の通関・監督プロセスの最適化、法に基づく研究開発データの越境流通の支援、科学技術イノベーションへの財政支援、知的財産権保護レベルの向上、人材誘致と人材定着の支援、科学技術イノベーションに関する財政・税制政策の実施、サービス保護の強化という9つの側面が含まれている。 同「計画」は2024年3月15日から実施される。

 

【上海市:「『本市老齢家族計画出産奨励一時金適用に関する実施意見』の公布に関する通知」施行】

3月15日より、上海市衛生委員会、財政局、人力資源社会保障局共同の「『本市老齢家族計画出産奨励一時金適用に関する実施意見』の公布に関する通知」が正式に施行される。この「通知」に示されている一時金の請求要件は以下の通りとなっている:

国及び市の規定に基づいて職工基礎年金保険に加入し、本市において基本養老年金を受給する者で、以下の条件のいずれかに該当するときは、定年退職手続きを行う際、市の社会保険機関から老齢家族計画出産奨励一時金が支給される:(一)一人っ子の父母名誉証明書(以下証明書という)を所持している上海市の市民(二) 2004年4月15日以前に婚姻届を提出しており、かつ子を出生又は養子縁組をしていない上海市の市民。