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【会員風采】北京・復旦・南開大学博士研学団のミスミ訪問活動(2025年4月22日)

报告文(中文)

 2025年3月14日、春風が心地よく吹く中、ミスミ(中国)精密機械貿易有限公司の奉賢園区にて、ユニークな見学交流活動が開催されました。

本活動は、奉賢区人材局による「奉賢を訪れる(走進奉賢)」プロジェクトの重要な一環として、北京大学日本研究センターと共同企画された、「奉賢研究学習」シリーズ活動の一つとして実施されたものです。この活動は、大学と企業の橋渡しを行い、産学研の深い融合を促進するとともに、学生たちに企業運営を深く理解し、業界の発展の脈動を体感する貴重な機会を提供することを目的としています。

午後14時、視察団はミスミ中国奉賢園区に到着しました。視察団は奉賢区副区長の李慧氏が自ら率い、奉賢区人材局の関係部門の責任者も同行しました。大学側からは、北京大学現代日本研究センター、復旦大学日本研究センター、南開大学日本研究院の3校から博士課程の学生25名が代表として参加しました。 


ホストを務めたミスミは今回の訪問を非常に重視し、視察団の来訪を熱烈に歓迎しました。物流センターの金鋼GMと人材開発部の王挺部長が自ら案内役を務め、教員と学生たちをミスミ探訪の旅へと案内しました。

最初に一行は、ミスミの総合オフィス棟を見学し、現代的かつ国際的なオフィス環境を肌で感じることができました。王部長からは、ミスミの発展の歴史、企業文化、そして自動化やスマート製造の分野における卓越した成果について詳細な説明があり、参加者たちはミスミに対する基本的な理解を深めました。 


その後、参加者たちはミスミの近代的なサプライチェーン物流倉庫センターを見学しました。中でも、AGV(無人搬送車)による無人倉庫エリアは大きな注目を集めました。自立走行する搬送車が正確に荷物を目的地まで運ぶ様子を見て、教員や学生たちは現代科学技術の驚くべき魅力に感嘆していました。

この機会を活かし、金GMはミスミが大切にしている「時間価値」について語りました。スピードが求められる現代のビジネス環境において、ミスミはサプライチェーンマネジメントの継続的な最適化を通じて納期の短縮を実現し、効率の向上を図っていると強調しました。独自のビジネスモデルを絶えず進化させることで、IA(インダストリアル・オートメーション)産業の顧客が時間の制約を乗り越え、より大きな「時間価値」を得られるよう支援し、持続可能な社会への貢献を目指しています。

最後に、参加者たちはヒトへの配慮の行き届いたミスミ図書館、充実した設備の社員用フィットネスセンター、そして温かみのある快適な社員食堂を見学しました。社員の総合的な成長を大切にするミスミの企業文化が細部にわたって反映されており、教員と学生たちは企業文化をより深く理解することができました。 


今回の見学を通じて、学生たちはミスミが重視する「顧客の時間価値」についての理解を深めただけでなく、日本企業が中国の製造業の発展において果たしてきた多大な貢献についても改めて認識することができ、未来の製造業の発展を考えるきっかけになったと語りました。特に、ミスミが取り組んでいるスマート製造やサプライチェーンマネジメントにおける革新的な取り組みには深く感銘を受けていました。


今回の視察活動は、単なる企業見学にとどまらず、産学研の深い交流と協力の場となりました。奉賢区の関係指導者は、ミスミが地域経済の発展や人材の雇用促進において果たしている貢献を高く評価しました。 

今後、ミスミは奉賢区政府や各大学との連携をさらに強化し、継続的な交流活動の開催を通じて、より多くの優秀な人材を惹きつけ、共に地域経済の繁栄に貢献していくことを目指してまいります。