業界動態(2025年6月)
【一人あたり約1万元!上海の個人年金拠出総額は180億元を超える】
上海で開催された「第三の柱となる年金保険推進会議および個人年金ブランド発表会」において、今年4月時点で上海地域の個人年金累計拠出額が180億元を超え、全国でも上位に位置していることが明らかになりました。1人あたりの平均拠出額は約1万元で、全国1位となっています。
昨年12月に人社部など5部門が個人年金制度の本格実施を発表して以降、上海市では同制度の持続的かつ規範的な発展を推進しています。市人社局によると、個人年金制度は多層的な年金保険制度を整備する上での重要施策であり、加入者は年間最大5400元の個人所得税優遇措置を享受できるほか、将来の老後生活に向けた年金収入を増やすことも可能になります。
【規模以上のインターネット企業、今年1~4月の業務収入は1.5%増加】
6月3日、工業・情報化部の発表によると、今年1~4月の間に、中国の規模以上インターネットおよび関連サービス企業(以下「インターネット企業」)は、インターネット業務収入5970億元を達成し、前年同期比で1.5%の増加となりました。
同時に、利益総額の減少幅は縮小し、研究開発費の投入も着実に増加しています。具体的には、1~4月の期間にインターネット企業が実現した利益総額は417.3億元で、前年比10.8%の減少。一方、研究開発費への投入は291.5億元で、前年比4.8%増となり、第1四半期に比べて0.2ポイント増加しました。
【約4割が「ほぼ毎日残業」!製品系職種は“深夜の闇”を知る】
このほど発表された『2025年 職場人の残業実態調査報告』によると、38.7%の社会人が「ほぼ毎日残業している」と回答しました。その他、週に2〜3回残業している人は21.9%、週に1回程度の人は8.9%となっています。
また、37.1%の社会人は「毎回の残業が1~2時間」が通常であり、2~3時間残業することも少なくないと回答しました。職種別では「製品系(プロダクト)」職の人が最も深夜残業に縁があり、30%の人が「毎回3時間以上残業している」と回答。これは全体平均の23.5%を上回ります。さらに、40.1%の人が「ほぼ毎日“見えない残業”をしている」と答えており、「まったくない」「ほとんどない」と答えた人は1割にも満たない結果となりました。