ホーム > HRニュース > 中国HRニュース> 業界動態(2025年9月)

業界動態(2025年9月)

 

  【8月、全国企業の販売収入は引き続き高い成長基調を維持】

国家税務総局が最新発表した増値税発票データによると、8月の全国企業販売収入の増加率は7月に比べて0.9ポイント加速し、複数の分野で明るい兆しを見せた。製造業は安定した発展を維持している。8月の製造業販売収入の増加率は全国企業全体の増加率を1.5ポイント上回り、全国企業販売収入に占める比率は30.7%に達し、経済の基盤を引き続き強固にしている。製造業のハイエンド化・デジタル化も着実に進展しており、8月には装備製造業およびデジタル製品製造業の販売収入が前年同月比でそれぞれ7.4%、9.6%増加した。

 

  【中国の製造業規模、15年連続で世界一を維持】

9月9日、国務院は「第14次五カ年計画を高品質で完成する」シリーズ記者会見を開催し、計画期間中に新型工業化を力強く推進し、実体経済の基盤を固め拡大する状況について説明した。説明によると、2020〜2024年の間に、中国全体の工業付加価値は31.3兆元から40.5兆元へ増加し、製造業付加価値は26.6兆元から33.6兆元へ増加した。「第14次五カ年計画」期間全体で製造業付加価値の増加額は約8兆元に達する見込みであり、世界の製造業成長に対する貢献率は30%を超える。製造業付加価値の世界シェアはすでに30%近くに達し、総規模は15年連続で世界一を維持。製造業の産業体系の完全性という優位性がより際立ち、世界の主要工業製品504品目のうち、大多数の製品において中国の生産量は世界首位となっている。

 

  【有効発明特許件数が前年比12%以上増加、上海は国際的な知的財産保護拠点の構築を加速】

「第14次五カ年計画」以来、上海の知的財産創出は量・質ともに向上し、国際的な知的財産保護拠点および国際知的財産中心都市の建設が加速している。2025年上半期末時点で、市内の有効発明特許件数は29.37万件に達し、前年同期比12.21%増加。商標有効登録件数は284.66万件で、前年同期比5.05%増加した。 近年、上海は知的財産制度改革の「先行区」構築に全力を注ぎ、国際標準をベンチマークに、特許・商標・地理的表示など知的財産保護に重点を置き、所有権保護制度を継続的に改善。全国唯一となる局級独立設置の地方知的財産総合行政管理機関「上海市知的財産局」を設立した。さらに行政執行と司法保護を強化し、全国に先駆けて知的財産行政調停の司法確認や民事紛争の訴訟・調停接続メカニズムを構築。全国初期の知的財産公共サービス標準化建設試点を展開し、知的財産サービスを「ワンネット通办」プラットフォームに組み込み、企業支援サービスの水準を高めている。