業界動態(2025年11月)
【国家統計局:10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.2%上昇】
2025年10月、全国の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.2%上昇した。内訳は、都市部が0.3%上昇、農村部が0.2%下降。食品価格は2.9%下降、非食品価格は0.9%上昇した。また、消費財価格は0.2%下降、サービス価格は0.8%上昇した。1月〜10月の平均では、全国のCPIは前年同期比0.1%下降となった。10月のCPIは前月比0.2%上昇。内訳は、都市部0.2%上昇、農村部0.1%上昇、食品価格0.3%上昇、非食品価格0.2%上昇、消費財価格0.2%上昇、サービス価格0.2%上昇となっている。
【7割の社会人は1日の労働時間が8時間超!週休2日を実現できているのは約3割のみ】
最近発表された調査によると、社会人が1日2時間以内の残業をする状況は比較的一般的であることが分かった。40.7%の社会人は、業績評価や昇進のために頑張らざるを得ず、1日8〜10時間働くのが通常運転。21.7%は1日10〜12時間働いており、9.8%は1日12時間以上働いている。一方で、27.8%の社会人は1日の労働時間が8時間未満で済んでいる。業界別に見ると、物流・交通/運輸・倉庫業が最も“ハード”で、この業界で1日10時間以上働く人の割合は41.9%に達している。これは、業界の高い運営効率を支えるために、継続的な人的投入が必要であることを反映している。
【『中国インターネット発展報告2025』などのブルーブックが発表】
このほど、中国ネット空間研究院が主導して編纂した『中国インターネット発展報告2025』および『世界インターネット発展報告2025』のブルーブックが、2025年世界インターネット大会・烏鎮サミットにて発表された。『中国インターネット発展報告2025』では、中国の情報インフラ、デジタル経済、先端技術の活用などの分野での継続的な進展、ネットワークガバナンス、安全性、行政サービス、デジタル社会建設の高度化、そして国際的なデジタルガバナンスへの積極的な参加が指摘されている。『世界インターネット発展報告2025』は、世界の情報インフラがスマート化・グリーン化へとアップグレードしていること、技術による産業変革が進行していること、AIがデジタル経済成長を牽引していること、そしてネットワーク安全保障環境が複雑化していることを示している。また、各国は行政のデジタル化やデジタルガバナンス規則の整備を進めており、国際協力と競争が併存する状況となっている。