業界動態(2026年7月)
【1~5月のサービス輸出は前年同期比15.9%増 サービス貿易赤字は引き続き縮小】
このほど、商務部は2026年1~5月のサービス貿易に関するデータを公表した。同期間のサービス貿易(輸出入)総額は3兆994.8億元となり、前年同期比6.0%増であった。このうち、サービス輸出は1兆2,304.6億元で同15.9%増、サービス輸入は1兆8,690.2億元で同0.4%増となった。サービス貿易赤字は6,385.6億元となり、前年同期比で1,607.2億元縮小した。知識集約型サービスの伸びが顕著で、輸出入総額は1兆3,687.4億元と全体の44.2%を占めた。輸出は前年同期比12.2%増となり、このうち知的財産権使用料および文化・観光・娯楽サービスの輸出は、それぞれ64.9%増、50.1%増と高い伸びを示した。分野別では、旅行サービスの輸出が前年同期比31.3%増と輸出分野で最も高い伸びを示し、輸入では運輸サービスが26.7%増となり、最も高い伸びとなった。全体として、中国のサービス輸出は力強い成長を維持しており、知識集約型サービスや文化・観光関連サービスの国際競争力が継続的に向上するとともに、サービス貿易の構造も着実に高度化している。
【6月の製造業PMIは50.3% 拡大局面へ回復し、景況感も改善】
このほど、国家統計局は6月のPMI(購買担当者景気指数)を公表した。6月の製造業PMIは50.3%となり、前月比0.3ポイント上昇して再び景気拡大局面へ回復した。非製造業商務活動指数および総合PMI産出指数はそれぞれ50.2%、50.6%となり、いずれも前月比0.1ポイント上昇し、経済全体の景況感は改善した。製造業では、生産指数と新規受注指数がともに上昇し、生産・需要ともに改善が見られた。大企業・中堅企業のPMIはいずれも拡大局面を維持し、特に中堅企業の景況感改善が顕著であった。ハイテク製造業PMIは53.5%となり、各業種の中で最も高く、高度製造業が景気回復を牽引していることが示された。業種別では、サービス業の商務活動指数は小幅に上昇し、建設業の商務活動指数は49.0%となり、前月比でわずかに改善した。各指標からは、国内の生産活動が着実に回復し、市場需要も継続的に改善していることがうかがえる。また、産業の高度化も順調に進み、中国経済は安定した回復基調を維持している。
【2026年青年就業支援強化キャンペーンを開始 多様な施策で若者の就職を支援】
このほど、人力資源・社会保障部は通知を公布し、「2026年大学卒業生等青年就業支援強化キャンペーン」を開始した。実施期間は7月から12月までで、テーマは「切れ目のない支援で就業促進を強化する」である。対象者は、本年度卒業後も未就職の大学卒業生および求職登録を行った失業中の若年者**である。今回のキャンペーンでは、就業に関する「5つのリスト」を整備するとともに、起業や採用に関する各種手続きを簡素化し、ワンストップによる利便性の高いサービスを提供する。また、若年者に対して標準化された就業支援を実施し、一人ひとりに対して政策説明、職業指導、求人紹介、職業訓練またはインターンシップ機会を少なくとも1回提供する。就職が困難な卒業生については、一対一の個別支援を実施し、非現地戸籍の若年者についても現地住民と同等の就業支援サービスを受けることができる。さらに、100万件規模のインターンシップ受入枠を開発するとともに、大規模な合同採用説明会を多数開催し、特色ある専門分野別採用イベントを奨励するほか、AIなどのスマート技術を活用して求職活動を支援する。あわせて、就職詐欺防止に関する啓発活動を強化するとともに、人材市場の監督管理を強化し、権利保護ルートを整備することで、若年者の就業に関する権益を総合的に保障していく。