> 7月14日中智日企俱乐部《採用インタビュースキル》中国籍高級管理者共有会シリーズ第2講を開催のご報告
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7月23日《“一本の樹の哲学“~日系企業の職場の雫~》開催のご報告
7月23日(木)、中智日本企業倶楽部・智櫻会『“一本の樹の哲学“~日系企業の職場の雫~』共有会シリーズ第二回を成功裏に開催しました。今回は特別ゲストとして、キヤノン(中国)有限公司上海分公司華東行政管理部総経理の栄奕文 様にご講演いただきました。
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今回の共有会には、三井住友海上火災保険、フジフイルム、日鉄軟件、バンドー、清水建設、ナ・デックス、イオン、三井繊維、サクラクレパス、リクルート、クボタ、百特豪、瑞穂信息系統、欧応恵、ヤンマー、清和、住化電子、臼井、平田機械、コニカミノルタ、ワンジー、キオクシア、椿本、日亜意旺机械、ADK集団中国、エレマテック、佳報、愛発科等の企業から総経理、総監、部長及び人事責任者の皆様にご参加いただきました。
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開催に先立ち、中智日本企業倶楽部智櫻会部長の馮串紅から挨拶し、ご出席いただいた会員の皆様に感謝を述べました。最近発表された日本の情報によると、中国華東地域の日系企業は全世界の日系法人数の30%を占めているそうです。日系企業の中国での数十年の歩みの中で、中国人の同僚と切り離す事はできません。特に一世代前に日本へ留学し、日系企業で奮闘成長し、日系企業のために貢献し、日系企業の中核を担うエリート達です。彼らの経験は中日経済の新時代を築く核心的な資源となります。日本貿易振興機構上海事務所の小栗所長は、メディアの取材に対し、中国が日系企業を惹きつける大きな要因のひとつは、中国に日系企業が必要とするコア人材がいるからだと述べられました。彼らの経験を伝えることで、日系企業の人材の再成長に影響を与え、中国における日系企業の再発展の助けとなることを信じています。
中智日本企业俱乐部智樱会部长冯串红 |
今回の共有会は、智櫻会会員企業のキヤノン(中国)有限公司上海分公司華東行政管理部総経理の栄奕文 様に共有していただきました。栄総経理のビジネスキャリアは日系企業からスタートしました。これは彼女にとって唯一のビジネスキャリアです。華やかなビジネスキャリアとは言えませんが、一貫して人事総務畑を歩んでこられ、真面目で細心、純粋で有能です。これらは全て日系企業の「匠の精神」文化と合致しています。キヤノンの健康で情熱的な企業文化の影響を受けた情熱に満ちた職場の雰囲気を楽しんでおられます。
智櫻会会員企業キヤノン(中国)有限公司上海分公司華東行政管理部栄奕文 様 |
栄総経理は一本の樹から、私達が職場で持つべき品質について四文字熟語を用いて語りました。「樹大招風」は私達に謙虚になるよう忠告します。「玉樹臨風」はイメージがとても大切であることを暗示し、「枯樹開花」に私達は励まされ希望に満たされ、「独樹一幟」は実力を高めるよう注意を促します。ただの一本の樹は、私たちに深い思考をもたらします。それは樹の根のように、土壌の奥深くまで張り巡らされ、しっかり根付いてこそ職場で輝く事ができるのです。
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続いて栄総経理はプロフェッショナルの謙遜、イメージ、希望、実力養成という四つのテーマで講演を進めました。その中で栄総経理は、今の私たちに最も大切なのは、自分の出来る事をしっかり行うことだと述べました。またHRたちは自分のキャリアだけではなく、企業の発展にも関心を持つべきだと述べました。多くの企業活動に参加し各部門との交流の中で、仕事の中から自分の「価値」を見つけ蓄積します。一人の非営業職の営業は自分の努力する方向の一つです。
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栄総経理は最後に、疫病流行下のキヤノンの新製品を紹介しました。一人の行政管理者として、自社の製品をテンポ良く説明される姿に、会員の皆様は感心していました。そして、どの部署であっても、自社の製品を売り込むことは、社員一人ひとりの永遠の使命であると述べ皆さんを励ましました。
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共有会の最後に、日本企業倶楽部上級会員で智櫻会会員の三菱瓦斯化学工程塑料(上海)有限公司課長代理の曹東東 様から栄総経理に対し花束を贈呈し感謝の言葉を述べていただきました。栄総経理のお話しには多くの共感できる部分がありました。まず、日系企業文化の理解について、栄総経理のい生き生きとした興味深い職場のエピソードは、私達をその場に居るかの様に感じさせ、知らず知らずのうちに自分もエピソードの中の登場人物となっているようでした。今後のキャリアの発展に対し多くの貴重なアドバイスを頂きました。これからも、より多くの高級管理者が中智の舞台で共有していただけることを希望します。同時に、私もこの目標に向かい努力して参ります!
上級会員・智櫻会会員三菱瓦斯化学工程塑料(上海)有限公司課長代理の曹東東 様 |
会では次々に参加者から感謝の言葉が送られました。日鉄軟件の鄭本部長には、自分の得た気づきの一つを共有していただきました。どの様に自分を明確に位置付ければよいのか。若いころは自分の事がよく分からず、自分の能力が認められないと感じ、仕事へのモチベーションが欠けていました。しかし業務経験を積むにつれ、自ら位置付けを改めるように考え方が大きく変わりました。日鉄軟件に入社してからは、毎日安心して日鉄で働いてきました。IT企業の最大の資産は人材です。したがって、自分を「戦略人事」と位置付け、会社が人材を適材適所に配置するサポートをすることで自分の最大の価値を発揮するように心がけています。
フジフイルムの姚部長には、自身の心得について共有していただき、栄総経理が言及した関心を深く体得しておられます。自分に対して満足しているかどうか、私たちは今の状態をよく知る必要があります。もし満足していないなら、どの様に実力を高めるべきでしょうか?実際これらは、自己を認識し、感情に気づき、自分を正確に評価し、自信を持って自分の価値をコントロールすることと切り離す事はできません。この様な方法でのみ、今を生きることが可能になります。
コニカミノルタの韓課長は、この交流会に参加する前の講座案内の内容に引きつけられ、現場で聴いて多くの収穫を得ました。私たちは業務の中で必ず悩みや難題等に遭遇します。しかし、栄総経理のお話はより積極的で楽観的な心理状態で自分の経歴のエピソードを述べられました。これは非常に強い心が必要で、自分も学ぶべき品格です。
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エレマテックの李科長は青年世代の先輩として、最初は戸惑いを感じたが、どの様に価値を向上させ会社に人事行政部門を重視してもらうか、いかに快適圏を出て千変万化の時代に努力の方向性を見つけるか、今日ここで答えを見つけることができました。栄総経理を目標として学習し見習います。
キオクシア電子の呉経理は今回の栄総経理の共有で、人事行政職能部門の業務に対する認識が変わったと述べられました。そもそもHRたちは「戦略的な人事」、「経営者の立場に立つ人事」となる事も可能であり、会社での発展空間が広がり、全く新しい知識に目からうろこが落ちました。
清水建設の朱経理には前向きな心理状態について共有していただきました。栄総経理の共有にあったように、一人の心理状態は自分がどの様な人物になるかに対し重要な役割を果たします。自分に対しても、他人に対しても、そして会社に対しても、プラスのエネルギーが必要です。自分に自信を持つことで、私たちは潜在意識でこの目標を達成するために自覚的に努力します。なので、前向きな信念を持ち、成功は遠くないと信じています。
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バンドーの林部長は、栄総経理の快適圏から出るという考えに賛同し、自分はもともと人事専門ではなかったが、今は人事の業務を担当し、快適圏を出て自分に挑戦しています。つまり自分の価値を蓄積しているのです。
日亜意旺の陳部長は、栄総経理の上司から優良品質を学んだという話から、リーダーはそれぞれ自分の長所や強みを持っており、陳部長は自分の生涯で大いに助けられた三人の上司のエピソードを共有していただきました。
欧応恵の田総経理は、会社の規模が大きくなくても将来の発展には各部門の正確な位置付けが欠かせない、今回学んだことを将来の会社発展の基礎としたいと述べられました。また、皆さんは企業の中でも非常に優秀な人材です。共有する観点には独特の見解が備わっています。智櫻会がこれからも引き続き同じ様な共有会を開催し、企業間の交流と相互学習を促進し、新たな火を付ける事を期待します。
DK集団の徐総監は栄総経理の共有を非常に称賛され、その中でビジネスキャリアの前半は技能と知識を蓄えることが主で、上昇段階に入ると思考方法の訓練が特に重要になります。今後の業務の方向と目標に対し新たな位置付けを得る事ができました。
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交流の中で、安徽合肥と中継で繋ぎました。中智安徽公司業務発展部の孫総監は、遠距離から智櫻会会員共有会に参加できて非常に光栄だと述べ、栄総経理と皆様の素晴らしい講演に対し心から感謝の意を表し、今後も素晴らしい内容を安徽省の日系企業に共有すると述べました。そして日系企業の安徽省での発展をサポートしていきたいと述べました。
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★★★今回の共有会に参加した中智サービスチームの声★★★
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終了後、中智日本企業倶楽部・智櫻会諮詢顧問の鲁亦雯が一部の会員企業にインタビューを行い、皆様から多くの収穫があったと感想をいただきました。
中国籍高級管理者共有会シリーズ第2講は成功し、次回の外資系中国人高級管理者による講師団シリーズ講座の開催がより良くなることを期待しています。私たちは、多くの会員企業が智櫻会のプラットフォームを通して光と熱を発することができるよう引き続き努力し、日系企業の中国での発展をサポート致します。共存共栄し、私たちの共通のエコシステムを構築できるよう尽力いたします。
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記事 中智日本企業倶楽部 智櫻会