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2017年12月11日--中智智櫻会セミナー2017年総第6回 【2017年在华日资企业薪酬数据分享与人才激励】開催報告

  
中智日本企業智櫻会は中智上海公司の、日系企業のお客様からなる会員組織です。中智上海経済技術合作公司(中智上海公司)は中国中央政府直轄管理する国有重点基幹企業で2016年6月から中智公司の日系顧客向けに新サービス「智櫻会」をスタートしました。
 

 中智智櫻会セミナー2017年総第6回  【2017年在华日资企业薪酬数据分享与人才激励】開催のご報告

【セミナー実施報告】

  さる12月11日(月)、2017年日本企業倶楽部第25回講座、智櫻会第6回講座を「中智上海会議中心」で開催しました。

  中智上海会議中心:中智グループ専用研修ルーム。淮海路上海図書館前。

  開催に先立ち、中智日本企業倶楽部会員顧問の魯亦雯から、今回のセミナー開催趣旨について説明しました。

  本日の講座では、在中日系企業の給与動向、各業界の人的資源管理の趨勢について理解を深めます。現在の新しい趨勢の下、金額の変動率だけでなく、従業員のニーズを理解し、従業員の満足度を高めるためのデータを共有します。本日のセミナーが来年度の給与調整の参考になれば幸いです。

  今回のセミナーには、新日鉄住金ソフト、ミズノ、リンナイ、イオン、日立金属、アークレイ、YKK、ユニクロ、旭化成、東芝電子、サイゼリヤなどの企業に参加いただきました。

  セミナーの講師は中智人力资源管理咨询有限公司の人力資本調研とデータサービスセンター総監楊阿蘭が担当しました。

  中智調研が収集した全国4万7千社のデータの中から、日中欧米の主要企業2800社(うち日系企業500社)を抽出して分析したデータを、参加企業の皆様と共有しました。

  講義は3つのパートに分けて解説しました。

  まずパート1では、世界経済と中国国内経済の最近の動向について確認しました。世界経済について、先進国では日本が2014年頃から回復に転じている点、新興国では中国とインドが高い成長率を維持している点について確認しました。

  中国国内経済の動向については、緩やかに安定していると指摘し、10M、166.3%、90%という数字をキーワードに不動産動向、非金融業のレバレッジ率、国有企業改革について解説しました。

  続くパート2では、中智調研が調査した人材採用、人材の慰留、給与調整に関する最新データを共有しました。人材採用に関して、今年は全体的に企業の業績がよく、離職率も去年を上回っている状況を紹介し、業界別、投資国別、地域別の離職率データを詳細に解説し、人材の離職を予防するためには離職理由の分析が欠かせないと述べました。

  続いて業界別、投資国別、地域別の昇給実績と2018年の最新予測データを共有しました。その中で、2018年の昇給率は今年を下回る見込みであると示しました。

  パート3では、研究開発人員、現場ワーカー、新卒生に分けて、それぞれの激励項目や金額についてデータを紹介しました。最後に、人材激励制度の考え方と設計について解説しました。多くの受講者が熱心に質問され、盛況のうちに終了しました。