「課長塾in上海」受講生からの声 第14期(2018/9/28)

中智上海経済技術合作有限公司と日経BP社は共同で、在中日系企業のマネジャーを対象とし、管理能力向上と経営理念を学ぶ日本語の研修である「課長塾IN上海」を企画開催しました。
今年6月には、第4期――「高級管理者養成塾 in上海」を開催しました。
高級管理者養成塾をより理解していただくため、受講生の皆さまの生声をシリーズでインタビューしています。

今回は、「高級管理者養成塾 in上海」を受講した平田機工自動化設備(上海)有限公司副総経理 張海龍様の感想をお伝えします。


 

●管理職経験15年以上、大手生産設備メーカーの副総経理を務める張様。

これまでのご経歴を簡単にご紹介ください。

———私はこれまで、東証一部企業3社で会社経営業務を携わって参りました。主にM&A専門、会社全般運営、海外駐在員の立場で15年間以上、数々の会社を垂直立上、経営を軌道に乗せ及び連結決算まで成功させて来ました。

これまでの管理者としての経験で、一番印象に残る成功のエピソードをお聞かせください。

———前職で中国国内企業を買収、新規プロジェクト垂直立上、サプライヤーの入替え、同時に試作品の時間軸管理、人、モノ、設備全て自ら短時間で手配して成功をさせました。僅か6ヶ月間で製品量産化を軌道に乗せ、企画から実際の量産化までを成し遂げた達成感に満足しました。


張副総経理仕事中の風景   

これまで管理者として、どの様な課題を抱えていましたか。

———社員の素質、社員に対する教育、若い世代に収支管理の理解を求める事です。人件費の高騰や労使問題の解決等に、四苦八苦の課題を抱えています。

課題の解決のために、自分にどのようなスキルを身につけることが必要だと思いますか?

———人間への説得、人間への納得のノウハウを自分スキルとして身に着けることが必要だと思います。

高級管理者養成塾を受講したきっかけを教えて下さい。

———御社、馮部長、新井様の人間性に惚れ、中智の人脈資源の活用を硬く信じて受講を決めました。


張様高級管理者養成塾受講中の風景1   

高級管理者養成塾を受講して、率直な感想をお聞かせ下さい。

———受講生及び講師の皆さまの謙虚さ、皆さまと広く課題や情報を共有する事ができ、多くの気づきがありました。

高級管理者養成塾の特徴である日本人幹部と中国人幹部の異業種・異文化交流を経験し、気づきはありましたか。

———日本人の農耕民族、中国人の騎馬民族の異文化、良し悪しを評価しません。合理的であれば良いのだと思いました。

高級管理者養成塾を受講して、実際の職場でどの様に活かしていますか?具体例をお聞かせ下さい。

———受講後、社内で毎月1回定例「幹部教育会」を実施しています。自ら資料を作成し、幹部社員たちへ教育を行っています。


張様高級管理者養成塾受講中の風景2   

日系企業の管理者として、上司に言いたいこと、部下に言いたいとこを ひと言でまとめて下さい。

———互いに信頼するのが大前提です。言葉は誠意を感じる事です。

今後、高級管理者養成塾で取り上げて欲しいテーマやジャンルは何ですか。

———熾烈な中国での競争に勝ち抜く、日本と中国の文化融合、ビジネス前線の成功例を聞きたい。一方、失敗例も沢山聞かせて欲しいです。

次回の高級管理者養成塾の受講生に対して、先輩としてアドバイスをお願いします。

———経営者や管理者になるには、会社経営や運営管理、会計知識が不可欠なのは言うまでもありませんが、一番重要なのは人間の心を理解する事だと思います。高級管理者養成塾では、経営の原理原則を学ぶだけではなく、素晴らしい講師や日本人と中国人受講生たちとの本音の交流を通じて、心の理解も深めることができます。


張副総経理修了書受領の風景   

長年経営層として、経営管理の経験が豊富な張様ですが、新将命先生の経営の講義を熱心に聴きながらメモをとる姿が印象的でした。ディスカッションやグループワークでも積極的に発言されるだけでなく、チームメンバーの意見をよく聞いておられ、偉くなっても奢ることなく、謙虚に学ぶ姿勢は我々も見習わなければならないと思いました。今回の学びを活かして、張様の益々のご活躍と、会社の発展をお祈りします!