「課長塾in上海」受講生からの声 第2期——福桑精机(上海)有限公司 設計部課長 陳威 氏 (2017/7/14)

中智上海経済技術合作公司と日経BP社は共同で、在中日系企業のミドルマネジャーを対象とし、管理能力向上と経営理念を学ぶ日本語の研修である「課長塾IN上海」を企画開催しました。
去年7月の開催後、参加企業と多くの在中日系企業から強い要望をいただき、今年5月に上海において第2期課長塾を開催し、機械製造、情報技術、貿易、物流等各業界の有名日系企業から受講生を御派遣いただきました。
日常管理業務における課題は何か?課長塾で学んだ事を、職場に戻ってどの様に活かしているか?課長塾をより理解していただくため、受講生の皆さまの声をシリーズでお伝えします。

第2回目は、「課長塾IN上海」第2期を受講した福桑精机(上海)有限公司の設計部課長 陳威 様の感想をお伝えします。


 

●上海郊外で医療部品を製造している工場の課長、
2008年本社採用後、2015年から上海法人所属の陳威様

これまでのミドルマネジャーとしての経験で、一番印象に残る成功のエピソードをお聞かせください。

———先日、うちの会社が困難かつ納期の短い装置の出荷に成功しました。最初からスタッフ全員が目標を明確にして、力を合わせて三ヶ月頑張った甲斐があり、当初の予想以上にいい結果となりました。

これまでミドルマネジャーとして、どの様な課題を抱えていましたか。課題の解決のために、自分にどのようなスキルを身につけることが必要だと思いますか?

———お客様のニーズを聞きながら、技術と経験を活用して、客先製品の競争力を高めることに貢献することと、部下をうまく使うスキルに課題を感じていました。


陳威様仕事中の風景   

課長塾を受講したきっかけを教えて下さい。課長塾の特徴である日本人幹部と中国人幹部の異業種・異文化交流を経験し、何を学びましたか。

———前回の課長塾に弊社から一名参加しました。参加後に彼のリーダー力が高まったことを感じたので、私も課長塾二期を受講したいと思い参加しました。一緒に受講した日本人幹部の真剣さを改めて感じました。

課長塾を受講して、役立ったポイントを教えて下さい。

———リーダーシップと人間力をアップするポイントを学びました。人材を振り分けて、それぞれに対して育成する方法が勉強になりました。

日系企業のミドルマネジャーとして、上司に言いたいこと、部下に言いたいことをひと言でまとめて下さい。

———上司へ:-健康を十分に注意してください。部下に:自分に目標を設定し、達成するように頑張ってください。


陳威様課長塾受講中の風景   

将来サラリーマンとして成し遂げたい事、マネジャーとしての目標を教えて下さい。

———製造業で進む自動化の波を乗り越えたいと思います。そのために、自分も部下も鍛えてより良い部門を作るのが目標です。

今後受講してみたい課長塾のテーマやジャンルは何ですか。

———マネジメントについて、引き続き勉強したいと思います。

次回の課長塾受講生に対して、先輩としてアドバイスをお願いします。

———とてもいい機会なので、短いながら充実した三日間を使って、いっぱい勉強して、それにいっぱい考えて、スキルを身につけて今後の仕事に活用してください。


修了書受領の風景   

中智からのコメント:陳課長は、とても謙虚な方で入社の経歴を尋ねると2年あまりと答えられました。しかし実際は、2008年に東南大学卒業後、同年に日本で入社し、能力が評価されて2015年にその会社の中国現地法人に転勤されるなど、会社の期待が大きく、有望な管理者になると思われます。課長塾で学んだリーダーシップを発揮すれば、部門の、会社の生産性がアップして、きっと自動化の波を乗り越えられます!