「課長塾in上海」受講生からの声 第5期——東電化(中国)投資有限公司 人事総務部総監 松村 康任 氏 (2017/7/27)

中智上海経済技術合作公司と日経BP社は共同で、在中日系企業のミドルマネジャーを対象とし、管理能力向上と経営理念を学ぶ日本語の研修である「課長塾IN上海」を企画開催しました。
去年7月の開催後、参加企業と多くの在中日系企業から強い要望をいただき、今年5月に上海において第2期課長塾を開催し、機械製造、情報技術、貿易、物流等各業界の有名日系企業から受講生を御派遣いただきました。
日常管理業務における課題は何か?課長塾で学んだ事を、職場に戻ってどの様に活かしているか?課長塾をより理解していただくため、受講生の皆さまの声をシリーズでお伝えします。

第5回目は、「課長塾IN上海」第2期を受講した東電化(中国)投資有限公司の人事総務部総監 松村 康任様の感想をお伝えします。


 

●現会社入社10年目、昨年上海に赴任した松村 康任様。

これまでのミドルマネジャーとしての経験で、一番印象に残る成功のエピソードをお聞かせください。

———弊社のシステム製品の性能及び品質が客様に評価され、北京のシンボル事務所ビルに、採用して頂きました。
最初、ほぼ不可能に見えそうな案件を、全社一丸となって最後の成功に繋がった経験は、仕事の上で一番印象に残る成功のエピソードです。

これまでのミドルマネジャーとしての経験で、一番印象に残る成功のエピソードをお聞かせください。

———上海赴任まえは人事企画担当として、全社の人事制度構築を担当していました。
大変ではありましたが、無事にスケジュール通りに構築を終えたこと、またそれを通じて、プロジェクトマネジメントや他者の巻き込みなど、マネジャーとして多くの事を学べたと感じています。

課題の解決のために、自分にどのようなスキルを身につけることが必要だと思いますか?

———人を動かし、その人の最大限のパフォーマンスを引き出すことでしょうか。
自分一人でできることには限界がありますし、チーム全体で成功するためにはチームを動かすスキルが不可欠と感じます。


松村様仕事中の風景   

課長塾を受講したきっかけを教えて下さい。

———上司に紹介され、カリキュラムを見て強い興味を覚えました。実際に、期待以上の学びを得られたと感じています。

課長塾の特徴である日本人幹部と中国人幹部の異業種・異文化交流を経験し、何を学びましたか。

———文化の違いはあれ、リーダーとして求められるものは洋の東西を問わず共通であること。 それを実際に感じることができ、赴任間もない私にとっては自分の自信につながりました。


松村様課長塾受講中の風景1   

課長塾を受講して、役立ったポイントを教えて下さい。

———リーダーとはどうあるべきか、強いリーダーになるためにどう行動すべきかが、より自分の中で明確になり、実際の行動の軸として持つことができたと感じています。

日系企業のミドルマネージャとして、上司に言いたいこと、部下に言いたいとこをひと言でまとめて下さい。

———チームの皆さんには本当に感謝しています。今後もよろしくお願いします。


松村様課長塾受講中の風景2   

将来サラリーマンとして成し遂げたい事、マネジャーとしての目標を教えて下さい。

———今後自分が属する全ての組織を、「メンバーが誇りを持てる組織」、「メンバーが成長を実感できる組織」にすることです。

次回の課長塾受講生に対して、先輩としてアドバイスをお願いします。

———課長塾は短期間ではありますが、非常に多くを学べる機会だと思います。受け身ではなく、ぜひどん欲に成果をもぎ取って帰ってください。


松村様修了書受領の風景   

中智からのコメント:日本では人事企画として会社の人事制度構築という大変なプロジェクトを成し遂げられました。その実績を携えて、中国法人の人事総監に就任された松村様。これから中国法人でも、課長塾で学んだリーダーシップを発揮して、人事制度や働き方の改革を強力に推進していくことを期待します!