「課長塾in上海」受講生からの声 第7期——万宝至馬達(上海)有限公司 総経理助理兼営業課長 國廣 一斉 氏 (2017/8/16)

中智上海経済技術合作公司と日経BP社は共同で、在中日系企業のミドルマネジャーを対象とし、管理能力向上と経営理念を学ぶ日本語の研修である「課長塾IN上海」を企画開催しました。
去年7月の開催後、参加企業と多くの在中日系企業から強い要望をいただき、今年5月に上海において第2期課長塾を開催し、機械製造、情報技術、貿易、物流等各業界の有名日系企業から受講生を御派遣いただきました。
日常管理業務における課題は何か?課長塾で学んだ事を、職場に戻ってどの様に活かしているか?課長塾をより理解していただくため、受講生の皆さまの声をシリーズでお伝えします。

第7回目は、「課長塾IN上海」第2期を受講した万宝至馬達(上海)有限公司の総経理助理兼営業課長 國廣一斉様の感想をお伝えします。


 

●モーター販売会社の営業課長、入社15年目、上海駐在2年の國廣様。

これまでのご経歴を簡単にご紹介ください。

———2003年に新卒で営業部門に配属されて以来、主に自動車電装顧客向けの営業に携わっています。2005年3月から約5年間弊社ドイツ営業所に派遣となり、2015年7月より現在の上海営業所に駐在しています。現在のポジションは自動車電装向け営業の課長です。課員は9人です。

これまでミドルマネジャーとして、どの様な課題を抱えていましたか。

———どうやって皆に納得感を持って業務を行ってもらえるか、またその経験が自己の成長ややりがいに繋げることが出来るのかという点です。

課題の解決のために、自分にどのようなスキルを身につけることが必要だと思いますか?

———日系企業であり、本社側の考えや方針も踏まえる必要が多々ありますので、部下のタイプを見極め、納得感を持たせた上で相手を動かすことのスキルが必要だと思います。


國廣様仕事中の風景   

課長塾を受講したきっかけを教えて下さい。

———総経理から課長塾の参加を薦められたことがきっかけですが、講義内容にも強い関心があり、受講させていただくことになりました。

課長塾の特徴である日本人幹部と中国人幹部の異業種・異文化交流を経験し、何を学びましたか。

———今回の交流を通じて、目標を達成するために年齢、性別、国籍が異なる仲間をどのように動機付け、導いていくのかは、日中問わずミドルマネジャーが抱えている共通の悩みであることが分かりました。


國廣様課長塾受講中の風景1   

課長塾を受講して、役立ったポイントを教えて下さい。

———成功するには原理原則があり、その中でも「人づくり(自分、仲間)」が大事であること。またリーダーとして皆が進むべき方向性を明確に語った上で、目標設定、役割分担、時間管理等を実行していくことが重要であるということを新先生の座学、生田先生のチームビルディングにおけるアクティビティで体験することが出来た点です。

将来サラリーマンとして成し遂げたい事、マネジャーとしての目標を教えて下さい。

———短期的には、弊社の上海事務所において次を担う中国人のリーダーや管理職を育てることです。


國廣様課長塾受講中の風景2   

今後受講してみたい課長塾のテーマやジャンルは何ですか。

———コーチング技術、中国人スタッフのモチベーション向上策などです。

次回の課長塾受講生に対して、先輩としてアドバイスをお願いします。

———社外の方々の意見や考えを聞き、また自分自身がスピークアウトする中で新たな刺激が生まれ、より良い学びの場になると思います。


國廣様修了書受領の風景   

中智からのコメント:若い、情熱、高い視点、強い実行力は印象でした。その後、企業訪問の際には國廣さんの上司から、本社からも中国法人からも非常に期待しているとお聞きしました。日本人と中国人が一緒に学び、議論し、協力する課長塾では、目標を達成するために年齢、性別、国籍が異なる仲間を動機付け、導いていくためのヒントを得ることができます。國廣さんが将来のリーダーとして、中国人スタッフと共に中国法人をリードしてゆくことを期待します。