「課長塾in上海」受講生からの声 第8期——新日鉄住金軟件(上海)有限公司 流通・サービス・インフラ統括部長 尚尔哲 氏 (2017/10/30)

中智上海経済技術合作公司と日経BP社は共同で、在中日系企業のミドルマネジャーを対象とし、管理能力向上と経営理念を学ぶ日本語の研修である「課長塾IN上海」を企画開催しました。
去年7月の開催後、参加企業と多くの在中日系企業から強い要望をいただき、今年5月に上海において第2期課長塾を開催し、機械製造、情報技術、貿易、物流等各業界の有名日系企業から受講生を御派遣いただきました。
日常管理業務における課題は何か?課長塾で学んだ事を、職場に戻ってどの様に活かしているか?課長塾をより理解していただくため、受講生の皆さまの声をシリーズでお伝えします。

第8回目は、「課長塾IN上海」第2期を受講した新日鉄住金軟件(上海)有限公司の流通・サービス・インフラの統括部長 尚尔哲様の感想をお伝えします。


 

●IT総合サービスを提供する会社の統括部長、入社9年目の尚尔哲様。

これまでのご経歴を簡単にご紹介ください。

———日本の大学に留学して、帰国後に新日鉄住金軟件に入社しました。会社の中では、技術職のPM、部長、事業部長、営業副本部長を経験して、今は流通・サービス・インフラの統括部長を担当しています。

これまでミドルマネジャーとして、どの様な課題を抱えていましたか。

———新しい組織で事業領域にチャレンジしているが、IT人材のコスト高騰とその育成や定着に非常に苦労しいます。

課題の解決のために、自分にどのようなスキルを身につけることが必要だと思いますか?

———全体管理の中で、捨てるもの(優先順位低いもの)の選別が弱い、問題の分析力をアップしたいです。

課長塾を受講したきっかけを教えて下さい。

———新先生の話、特に実践談を聴きたかった。


尚様仕事中の風景   

課長塾の特徴である日本人幹部と中国人幹部の異業種・異文化交流を経験し、何を学びましたか。

———「三人行へば、必ず我が師あり」といいますが、管理について、業種と文化において戦術が違っても、戦略は同じです。各自の理解力しだいですね。

課長塾を受講して、役立ったポイントを教えて下さい。

———新先生の実践談で自分の人材戦略と経営に対する考え方の疑問について答えを見つけた気がしています。

日系企業のミドルマネージャとして、上司に言いたいこと、部下に言いたいとこをひと言でまとめて下さい。

———ビジョンを明らかにし、チームワークで勝ちに行きましょう。

将来サラリーマンとして成し遂げたい事、マネジャーとしての目標を教えて下さい。

———日系企業の枠組にとらわれずに、独自のビジョンを持って、独自のカリスマ性でチームを引っ張れるような、個性のあるマネジャーを数名育成できること。

次回の課長塾受講生に対して、先輩としてアドバイスをお願いします。

———積極的に発言して、みんなと共有することで、新しいアイディアが生まれます。


尚様課長塾受講中の風景   

中智からのコメント:課長塾では、同じグループの受講生たちと率先して活発な議論をされ、新先生にも熱心に質問されていたのが印象的でした。IT業界は人材の流動が激しく、ミドルマネジャーにとって、部下の管理や育成が特に重要な業界といえます。課長塾で学んだマネジメント手法や部下育成法を職場で実践し、一人でも多く個性のあるマネジャーを育成されることを期待します!