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職場法則関連の書籍がホワイトカラーに好評

2010年10月5日

 「新聞晩報」によると、8月17日は2010上海書展(2010ブックフェア)の最終日。上海市のホワイトカラーは週末或いは平日の夜を利用してブックフェアを見に行き、自らの本棚をビジネス書籍やレジャー関連の書籍で満たした。記者の取材によると、「杜拉拉昇職記」が大ヒットした後、このような職場関連小説や職場法則関連の書籍はホワイトカラー達の間で持続的な好評を得ていた。専門家は、ホワイトカラー達が他人の経験を参考にすることは言うまでもないが、職場の権利闘争に陥らないよう警戒しなければならないと注意した。

 「工作禅二十四式」、「圏子圏套」、「潜伏在弁公室」、「階梯銷售術」―ホワイトカラーの顧さんは既にショッピング袋に職場関連の書籍6冊を詰め込んでいた。彼女は今年、某財政?経済専門の大学を卒業したばかりであり、外資系銀行での仕事に就いていた。顧さんによると、大学卒業前に彼女は急いで「杜拉拉昇職記」を詰め込み、杜拉拉の経歴は彼女に職場の険悪さを感じさせた。「職場のルールや、出世の近道、タブーは多くあるはずだが、教えてくれる人はいない。自ら模索するしかなく、それらを心得る前にタブーを犯して犠牲を払うことを心配しているため、職場関連の書籍を多く購入して読むしかない」と顧さんは話す。

  記者は各ホワイトカラーのネット掲示板及び大学BBSに目を通し、就職したばかりの新人及び間もなく大学を卒業する大学生の、ハイグレードな職場関連の書籍に対する需要は非常に旺盛ということがわかった。シニアトレーニングコンサルタント兼中智人力資源資迅管理有限公司の応利副総経理は、「職場に近道はない。最も大切なことは、着実に仕事をこなし、適切な立ち居振る舞いをすることだ」とした。

 若者は成功することを切望し、指導及び手本を切実に必要とすることから、職場関連小説や職場法則関連の書籍に引き付けられやすいと指摘した。しかし、登場人物の成功を描く小説は多少誇張の部分があり、また、「多くの職場関連の書籍は様々な実例に基づいているとはいえ、他人の経験を参考にすることはできるが、丸写しすることはできない」と(応利氏)注意を与えた。