【中日双語】外国人就業許可証と社会保障カードの統合作業に関する通知(2024年12月02日)
2024年11月29日福建省莆田市人力资源と社会保障局による発表:
人力資源社会保障部
外国人就業許可証と社会保障カードの統合作業に関する通知
人社部発〔2024〕75号
各省、自治区、直轄市および新疆生産建設兵団の人力資源社会保障庁(局)、外国専門家工作統括管理部門:
党中央、国務院による外国籍人員の中国での就業の利便性向上の決定と計画を実行するため、検討の結果、2024年12月1日より、外国人就業許可証と社会保障カード(以下、「社保カード」)を統合することを決定した(以下、「証カード統合」)。外国人来中就業許可(以下、「就業許可」)の情報を社保カードに記録し、実体の社保カードと電子社保カードを活用することで、外国人の中国での就業および生活の利便性を向上させる。作業の実施に関する通知は以下の通りである。
一 、作業手続きの最適化
(一)就業許可手続き
就業許可の申請、延長、変更および抹消手続きは、外国人来中就業管理サービスシステム(以下、「来中就業システム」)を通じて全てオンラインで行う。外国人が入境後、別途に実体の外国人就業許可証の取得手続きを行う必要はない。既に実体の外国人就業許可証を取得済みの場合、「変更せず、交換せず」の原則に基づき、現行の就業許可の延長または変更申請を行う際に、証カード統合の新しい手続きに従って処理する。
(二)就業ビザ手続き
外国人は『外国人就業許可通知』を所持して中国での就業Zビザを申請する。
(三)電子社保カードの取得
外国人は入境後、電子社保アプリをスマートフォンにダウンロードし、氏名、就業許可番号または社会保障番号などの情報を用いて登録・ログインする。実名および本人確認の後、就業許可情報が記録された電子社保カードを受領する。外国人は実体の社保カードを申請し受領した後、電子社保カードは外国人に標準サービスを提供する。
(四) 居留許可証の手続き
外国人はZビザを所持して入境後、『外国人就業許可通知』または就業許可情報が記録された電子社保カードを持参し、勤務地の公安出入境管理部門において関連する居留許可証の手続きを行う。関連部門は情報システムを通じて直接確認することができ、電子社保カードを確認する、就業許可証のQRコードをスキャンするなどの方法で、外国人の就業許可情報を取得することができる。
二、便利化サービスの提供
(一)社会保険への加入
外国人の雇用単位または外国人自身が『外国人就業許可通知』または電子社保カードを所持し、社会保険オンラインサービスホールまたは社会保険事務機構を通じて、外国人の社会保険加入手続きを行うことができる。社会保険事務機構は、来中就業システムを通じて外国人の就業許可情報を確認し、要件を満たす外国人に社会保障番号を割り当て、社保カード管理サービス部門は、実体の社保カードを発行しなければならない。
(二)就業許可に関するサービス
電子社保カードを活用し、就業許可情報の照会やダウンロード、QRコードによる確認、関連通知サービスなどの機能を提供する。
(三) 「多機能カード(原文は一卡通)」サービスの享受
各地の人力資源社会保障部門は、実情に応じて、実体の社会保障カードと電子社会保障カードを通じて外国人に業務情報の照会や補助金の受け取りなどの人力資源社会保障サービスを提供する。条件を満たす地域では、さらに多くの「多機能カード」サービスに拡大する。
三、組織の実施を強化
(一)各地域は効果的な措置を講じ、証カード統合に関する各項目の要件を着実に実施する必要がある。引き続き社保カードの活用場面を拡大し、外国人がより多くの分野で「多機能カード」サービスを享受できるよう支援し、外国人のために中国での業務や生活の便利を提供する。
(二)各地域は、証カード統合の応用技術の準備を全力で進める必要がある。当部門が関連するインターフェース規範を公表した後、規範の要求に基づき、業務情報システムや端末機器の改修を速やかに実施し、当部門の来中就業システムと接続し、就業許可情報を検証する。
(三)各地域は速やかに業務研修を実施し、職員が業務手順や規範に精通するよう確保する必要がある。同時に、政策の整備と実施の解説を行い、社会の関心に迅速に対応し、社会の認知を徐々に拡大し、証カード統合を通じて外国人に提供する便利なサービスを着実に実現する。
人力資源社会保障部
2024年10月27日