ホーム > 2015年新年会> 2015年7月17日----日経BP×中智 共同事業の発表会&特別講演

『日経BP×中智 共同事業の発表会&特別講演のご報告』

 さる7月17日、日経BP社 日経ビジネス課長塾 / 中国国際技術智力合作公司 の主催にて、CROWNE PLAZA(上海銀星皇冠假日酒店) 2F金爵庁において、「日経BP×中智 共同事業の発表会&特別講演」が開催されました。

  

会場風景

 
■ 開会先立ち、主催者を代表して、日経BP中国社の藤田 憲治総経理と、中国国際技術智力合作公司の王 慧副総経理より挨拶がありました。

  

  開会に先立ち、日経BP中国社の藤田 憲治総経理から主催者を代表して、来賓の方々への挨拶を述べました。挨拶では始めに日経BP社の事業紹介があり、2012年に上海で現地法人を設立以来、日本で展開しているサービスの中国市場での展開を検討してきたこと、そして今回、在中国の日系企業のミドルマネージャーを育成し、未来を担う幹部を育成するための教育サービスとして、中智と共同で「日経ビジネス 課長塾」を上海で開催することを報告しました。

  続いて、中国国際技術智力合作公司の王慧副総経理から主催者を代表して、来賓の方々への挨拶を述べました。挨拶の中で、中智は国務院国資委直属で唯一の人的資源サービス企業であり、「中国人的資源サービス業企業ランキング」において9年連続第一位に選ばれていることの紹介がありました。そして、創業以来一貫して日系企業を重要なサービス提供のパートナーと捉えており、特に、中智の研修チームは並々ならぬ熱意をもって日系企業のお客様に対して、人材育成と管理能力の向上を目的とした専門的なサービスを日々提供していると述べました。

  次いで、中国経済は「新常態」の安定成長期を迎え、厳しい経営環境のもと、日本的経営理念と現地化の両立が課題となっている現状を紹介し、中国版「課長塾」を実施することで在中日系企業の中間管理層の現地化を促し、日系企業の中国におけるたゆまぬ成長の一助となりたい旨の決意を表明して、挨拶を締めくくりました。

   

日経BP中国社 藤田憲治総経理のご挨拶風景


王副総経理のご挨拶風景

 

 
■ 来賓の方々を代表して、在上海日本国総領館の平山 大典領事よりご挨拶がありました。

  

  続いて、来賓の方々を代表して、在上海日本国総領館の平山 大典領事から、ご挨拶を頂きました。冒頭、最近政治のレベルでも政府首脳の会談が行われるなど日中関係の改善がみられることに触れ、日中間の民間交流においては、ビザの発給件数は2013年が約37万件だったが、2014年には約87万件に増え、今年は6月までの半年間で、約78万件に達するなど、日本を訪れる観光客が増えていることを紹介されました。 

  そして領事館としても日中関係の発展の為、文化、人、経済の交流事業を推進し、日中関係改善の流れを確かなものにしたいと抱負を述べられました。   

  また、中国経済が「新常態」の安定成長の段階へ入り、現地化の努力が日系企業にも必要となるなかで、日本と中国でそれぞれ実績のある日経BP社と中智が共同で事業を立ち上げる事に期待感を示されました。最後に関係者への謝意と、参加者の健康とビジネスの発展を祈念して挨拶を締めくくられました。   

   

平山領事のご挨拶風景1


平山領事のご挨拶風景2

 


■ 記念講演では、新将命氏に「勝ち残る企業の創り方とリーダーの条件」をテーマに講演をして頂きました。

  

  講演は、前半と後半に分けて行われました。冒頭、日本企業、アメリカ企業、オランダ企業。どこの国の企業かに関わらず、“良い会社”を集めてきて並べると、共通点が見つかり、勝ち残る企業というのは、勝ち残る“原理原則”を実践していると述べられました。

  その一つは、「人づくり」に力を入れている事であり、否応なしにグローバル化が進む昨今、勝ち残る企業になるためには、グローバル時代にも通用するリーダー的人財の存在がカギになると述べられました。そして、勝ち残る企業創りの流れをフローチャートで示しながら、各項目を順番に自社に当てはめてチェックする事で、企業の問題点を洗い出す方法を紹介されました。続いて、リーダー人財に求められる能力には、「スキル」と「マインド」の2本柱があり、「スキル」には機能的・専門的能力、普遍的ビジネス能力、リーダーシップ能力あると述べられました。

  休憩を挟んでの後半は、リーダー人財に求められる能力のうち「マインド」について解説して頂きました。マインドには、情熱、2責、3K、変化マインドとスピードの4つがあり、それぞれについて解説して頂きました。続いて、グローバル経営の成功要因と人財育成の要諦について解説して頂きました。最後に、経営にとって大切なことは、①方向性を示して導くこと、②正しい結果を出すこと、③人財の育成(自分がリーダー人財になり、1人でも多くの人財を育てる事)であると述べられました。独特のユーモアあふれる語り口の中に含まれる、思わずうなる新氏の本質論に参加者の皆様も熱心にメモを取られるなど、最後まで熱気のこもった講義となりました。

   

新将命氏の講演風景1


新将命氏の講演風景2

 

 
■ 記念講演に引続き、「課長塾」事業部の石塚 健一朗部長より共同事業の詳細説明がありました。

  

  新将命氏の講演に引き続き、「課長塾」事業部の石塚 健一朗部長より上海版「課長塾」の詳細説明がありました。

  在中日系企業においても、上下に挟まれ、業務量が多くて忙しく、責任もあり、会社の前線を束ね、部下の育成を担うミドルマネージャーの質が今後の企業の肝になります。

  ところが、いざ「ミドルマネージャーを鍛えたい」と考えたところで、適切な育成の場が無く、ビジネススクールをはじめ、個別の能力・スキルを鍛錬する講座、リーダーの意識や姿勢を学ぶ講座など、マネジャーに必要な知識や能力を高める機会はあるが、しかしこの流れの速い時代にそれぞれにゆっくり時間をかけている暇はありません。そのエッセンスを短期間で実践的に学べる機会が求められていました。この様なミドルマネージャー育成のため「課長塾」では、新将命先生を始めとする個性的な著名講師陣から、経営の原理原則、仕事の優先順位の付け方、リーダーシップの考え方、考え抜く力、部下に教える技術、チームビルディングなど、マネジャーが部下に対して手本となるために不可欠な要素を、社外の業種業態が異なる方とのグループワークの中で学びます。いわば企業内研修では担保できない“他流試合”の場となります。単に「参考になった」で終わらせず、会期を通して学んだことを継続して実践することを重んじる、他に類を見ない短期集中実践講座であると紹介しました。

       

「課長塾」事業部石塚 健一朗部長


上海版「課長塾」の詳細説明

 

会場風景1


会場風景2

 

    

  日経BP×中智 共同事業の発表会&特別講演は、おかげさまで250名あまりの出席者を得、成功裏に終えることができました。 この場をお借りして、御礼とご報告申し上あげます。