定期セミナー・イベント
2014年6月13日<<駐在員塾シリーズ第1講>> 【①異文化マネジメント ②駐在員健康論】
去る6月13日(金)、弊社事務所併設の研修室(日企サロン-培訓室)で2014年第7回講座を開催し11企業様のご参加をいただきました。
駐在員塾シリーズは、新たに赴任された駐在員様をはじめ、上海で働く日系駐在様の抱える問題や悩みにテーマを絞り、有効な問題解決方法の提案や検討のお手伝いをさせていただきたく設定しました。
今回は駐在員様向けに①異文化マネジメントと②駐在員健康論の2つテーマで実施しました。
異文化マネジメントのテーマでは上海市留美同学会留日分会 常務理事 常務副理事長の盧文軍先生(弊社専属講師)が講演を行ないました。
嘗て日本の大手企業に所属し、その後上海での日系企業総経理等を歴任しておられる先生から、経営者としてのご経験等をふまえ、中国社員と日本社員の考え方の違い、社員の判断などの細かい講義がありました。内容は「認知」に関する理解から、日中間「認知」の差異、更には「日中人事管理の相違」「日中間意思決定スタイルの相違」「日中間マネジメントの相違」など多岐にわたる興味深い内容となりました。更に、現在会員の皆様のお困りの問題などのご相談や解決方法に関しての討議などもみられました。
駐在員様の健康論のテーマでは昭和大学医学博士、華東師範大学心理カウンセラーの唐薇医薬博士から、日系企業社員の心の健康管理に関して、中国駐在員の現状などの現場のデータをもとに予防方法、その事前発見方法や対処法等のお話をいただきました。
また元在上海日本国総領事館医務官補佐、国認定二級心理師の夏寒松医薬博士からは健康診断とフォロー検診の重要性、健康相談室の役割などのお話をいただきました。
13時30分の開始から終了まで約3時間の長丁場となりましたが、ご参加の皆様は講義には終始大変驚きながらも真剣に耳を傾けて頂き、盛況の内に閉会いたしました。
「日企サロン培訓室」で実施するセミナー・学習会に関心をお持ちの企業様には詳細実施スケジュールもお渡しできます。お気軽に弊社担当営業もしくは弊社会員サービス部までご連絡ください。
尚、無料会員様並びに一般会員様には授業料として300元/人のお代金をいただいておりますが、上級会員様には無料でご案内させて頂いております。無料会員様、一般会員様の上級会員へのシフト加入も是非ご検討下さい。
開会 |
盧先生の講演1 |
盧先生の講演2 |
盧先生の講演3 |
唐薇先生の講演1 |
唐薇先生の講演2 |
夏寒松先生の講演1 |
夏寒松先生の講演2 |
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【テーマ①:「異文化マネジメント」】
【目的】
1.認知の枠組み、重要性と認知の歪みを生じるいくつのパターンの紹介。
2.問題提起、ケーススタディおよびグループディスカッションを用いて、受講生に日中間における認知の相違を知ってもらい、その背景を提示する。
【時間構成】
2.5時間(1時半――4時)
【目次紹介】
◆第一部:論理の説明
認知の枠組みとは
認知の歪みを生じるいくつのパターン
◆第二部:日中運営システムの相違
①O型組織とM型組織
②ボトムアップとトップダウン
③終身雇用と契約制
④労働組合と工会
◆第三部:一般マネジメントの相違
ディスカッション:研修について日中間認知の差異
ディスカッション:残業について日中間認知の差異
事例1:李君のマイホームへの執念
事例2:病気にかかった張さんの治療費用の話
◆ 第四部:まとめ
駐在員が在中国日系企業を管理する際の限界
認知の相違を知った上、ふさわしい対応をすべき
【講師紹介】:
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【テーマ②:「駐在員様の健康論」】
【時間構成】
1時間(4時―5時)
【目次紹介】
心の健康篇 ―――在中日系駐在員様の健康現状、予防、治療等について。
健康相談―――実例で疾患を説明し、他山の石で予防を語ります。
【講師紹介】:
夏 寒松(医薬博士)
脳神経外科専門
浦南医院 国際医療部部長
元.在上海日本国総領事館医務官補佐
国認定二級心理師
上海医学会国際医療分会会員
唐 薇 (医薬博士)
復旦大学医学部卒業
昭和大学医学博士
華東師範大学心理カウンセラー資格取得
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