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【「異文化マネジメント」Ⅱ】開催のご報告

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9月18日 駐在員塾シリーズ第2講(再講)---総第16講【「異文化マネジメント」Ⅱ】開催のご報告

 去る9月18日(木)、弊社事務所併設の研修室(日企サロン-培訓室)で2014年第16回講座を開催いたしました。
  駐在員塾シリーズは、新たに赴任された駐在員様をはじめ、上海で働く日系駐在様の抱える問題や悩みにテーマを絞り、有効な問題解決方法の提案や検討のお手伝いをさせていただきたく設定しました。
  今回は、去る8月21日に開催した「異文化マネジメント」の再講習をおこないました。8月21日には夏期シーズンで、出張中や帰省中のお客様も多かった為、再度開催したものです。        

  講義は上海市留美同学会留日分会 常務理事 常務副理事長の盧文軍先生(弊社専属講師)が講演を行ないました。   

   研修は実際に職場で発生した事例をもとに、コミュニケーション・ギャップを捉え返したり、日本人の観点と中国人の観点を客観的に分析し、双方のギャップの所在を検討したり、中国で働く日系駐在員には大変興味深い内容となりました。
 又、日本在住10年の経歴と日系企業勤務経験を持ち、東京大学で専門的なコミュニケーション理論を学ばれた盧文軍先生の話は大変説得力のあるものでした。
 アンケートに御記入いただいた参加者様の声のなかにも、「ケーススタディを通し、日常の問題点を再度見つめなおすことができた。答えは実は自分の中にあった。」、「講師が日中の両面からお話しいただいたので、非常に不思議な感覚ですが、説得力があり、納得できました。」等の高い評価をいただき、盛況のうちに終了しました。   

 13時30分の開始から終了まで約3時間半の長丁場となりましたが、ご参加の皆様は終始集中して研修に参加していただくことができました。   

 「日企サロン培訓室」で実施するセミナー・学習会に関心をお持ちの企業様には詳細実施スケジュールもお渡しできます。お気軽に弊社担当営業もしくは弊社会員サービス部までご連絡ください。   

 尚、無料会員様並びに一般会員様には授業料として300元/人のお代金をいただいておりますが、上級会員様には無料でご案内させて頂いております。無料会員様、一般会員様の上級会員へのシフト加入も是非ご検討下さい。   

       

盧文軍先生の講議1


グループ討議

 

意見発表


意見発表

 

  

  【講義の内容】 【テーマ①「異文化マネジメント」Ⅱ―企業経営実例&国民性】

  【目的】  
★ 目的:
1.日系企業に対する中国人の一般的な見方を知ってもらう。
2.三つのテーマを通して、参加者に日中間における認識の相違を知ってもらい、その背景を紹介すると同時に解決のヒントを与える。
★ 時間構成:13:30-16:00
☆ 講師:盧 文軍
★ 目次紹介:
1.導入:
日系企業に対する中国人の一般的な見方?
2. ケーススタディそのⅠ:
「中国人の働く意識にまつわる某日本人管理者の問題視&葛藤」
※ 労働契約法における職務範囲の書き方
※ 中国人スタッフの、指示に対するマトリックス図分析
※ 従業員に対する相応しい評価の仕方&モチベーション
   ①. グループディスカッション&発表
   ②. 考え方の分解及び整理
   ③ 講師まとめ:バックグランド分析、解決法のヒント提示
3. ケーススタディそのⅡ:
「某社夏高温手当から生まれた思わぬ“衝突”」
   ① グループディスカッション&ディベート発表
   ② 講師まとめ:バックグランド分析、解決法ヒントの提示
4. ケーススタディそのⅢ:「日中国民性のネタ話」
※ 地下鉄の乗り方は、やはり中国人が乱暴すぎる?
※ 情熱家の中国人が日本人より多い?
※ 中国人の声がデカいのはなぜ?
   ① グループディスカッション&感想
   ② 講師まとめ:バックグランド分析
5.レビュー&まとめ:
   ①本研修において何を学んだか?
   ②職場に戻った時、学習した内容をどうやったらいかせるか?

 

   【講師紹介】  

    盧 文軍   
中国で生まれ育ち、大学卒業後、東京大学・東京大学院に留学。卒業後、三菱電機株式会社に入社し、海外戦略パートナー会社QTMW社の統括副社長に従事。
その後、コマツ浙江山松の総経理に就任し、経営者として、事業の舵取り(事業戦略策定、組織開発など)をし、中国現地法人における事業全般の進展を指揮してきた。
現在:
 上海中智日企人力資源管理諮詢有限公司 専属講師
上海市留美同学会留日分会 常務理事 常務副理事長