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5月20日2015年総第9講【日系製造業企業の報酬管理と報酬データの応用】開催のご報告
さる5月20日、2015年第9回講座を「中智上海会議中心」で開催いたしました。
中智上海会議中心:中智グループ専用研修ルーム。
淮海路上海図書館前。収容人数50名可。
今回は、経営層、人事部長、人事責任者の方を対象に、《日系製造業企業報酬管理と報酬データの応用》をテーマにセミナーを開催しました。
講師は中智人力資源管理諮詢有限公司の日系企業事業部でコンサルティングディレクター総監を務めている李暁青先生が担当いたしました。李暁青先生は組織管理設計、人材開発体系設計、報酬業績体系設計、国有企業給与体系設計等を専門領域とし、これまで多くの日系企業や中国国有企業の管理制度や給与制度の設計を手掛けてきました。
セミナーでは、マクロ経済環境の分析、給与調査研究データ、報酬データの運用方法と報酬管理の際によくある問題と解決方法について解説をして頂きました。
始めに世界と中国の景気動向、日系企業の対中投資の状況について解説があり、中国経済の減速、人件費の上昇、同業他社との競争激化などの問題に直面しているが、巨大な消費市場、強い消費能力、他の新興国に比べ品質の高い労働力などチャンスも大きい事を指摘されました。次に過去の賃金調整率と2015年の予測上昇率を紹介し地域や業種別、ポジション別の分析を行い、一線都市間の報酬調整幅の格差が縮小傾向であること、ポジション別の昇給率や現場従業員の退職率が高い原因などについて解説して頂きました。
休憩を挟んでの後半は、報酬構成の考え方と固定給や福利、奨励などの報酬構成項目が与える従業員への影響について確認した後、職位価値評価の方法、報酬レンジシステム、賞与設計の方法など具体的な制度設計の方法について解説して頂きました。
最後の質疑応答では、製造業に最も関心度の高い残業時間数、現場操作員の給与調整幅、複数の都市に分公司がある場合のハイクラス管理職の給与設定方法など、多くの参加者が昇給や報酬調整の方法について熱心に質問されるなど盛況のうちに終了しました。
「中智日本企業倶楽部培訓室」で実施するセミナー・学習会に関心をお持ちの企業様には詳細実施スケジュールもお渡しできます。お気軽に弊社担当営業もしくは弊社会員サービス部までご連絡ください。
李先生講義風景1 |
李先生講義風景2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
李先生講義風景3 |
李先生講義風景4 |
【講座内容】
一、外部経済環境の分析と読み方
世界経済の展望
日本の対中投資の趨勢
中国国内第一四半期のマクロデータの読み方
二、外部データの傾向分析と読み方
日系製造業企業の賃金調整幅
日系製造業企業の職階別賃金水準調整について
日系製造業企業の職階別賃金水準
最低賃金調整の影響
三、製造業企業の報酬管理に見られる問題点及び解決方法
賃金設定基準と報酬水準をどのように定めるか?
社員の昇進制限問題をどう解決すべきか?
新旧社員の収入不均衡をどのように是正すべきか?
如何にして賃金調整の根拠及び方法論を確立すべきか?
四、報酬データの運用
賃金体系設定における報酬データの運用
日常管理における新データの運用