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5月25日---2017年総第7講【《日系企業の中国における営業技能》】開催のご報告

  さる5月25日(木)、2017年第7回講座を「中智上海会議中心」で開催いたしました。中智上海会議中心:中智グループ専用研修ルーム。淮海路上海図書館前。

  開催に先立ち、中智日本企業倶楽部部長の馮串红から、今回のセミナー開催趣旨について説明しました。

  中国の経済状況の変化に伴い、企業戦略は近年来生産から販売へとシフトしています。日系企業の営業も、かつての日系企業同士の営業から、対現地企業へ営業をかける光景が日常となりました。ビジネス上のライバル企業が次々と現れているとの調査結果が出される中、日系企業は、現地企業に対する販売技能を向上させる必要性に迫られてます。そこで今回は、「日系企業の中国における営業技能」をテーマにセミナーを企画しました。

  今回のセミナーには、サクラクレパス、マタイ貿易、王子製紙、イオン、新日鉄住金ソフトなどの企業に参加いただきました。

  セミナーの講師は、王珞先生が担当しました。講義は、4、5人のグループに分かれてのミニゲームやディスカッションを通して行いました。

  最初に、イエール大学で開発された、相談せずに各自が書いた任意の数字の平均値を当てるミニゲームを行い、立場を換えて考えることの難しさを学びました。つぎに、双方が情報のない状況下で、如何に影響を及ぼす方法を紹介し、人間の理性には限界があることと、営業技術の重要性を理解しました。その後に行われたグループディスカッションでは、講師と参加者同士が営業技術について互いの意見を議論しました。

  議論のなかで、欧米・民営企業での営業技術を専門とする王先生と日系企業で長く営業を経験されてきた参加者との間で、営業に対する理念や思想がぶつかる場面も見られました。確かに日系企業の営業方法には多くとすぐれた点がありますが、しかし他方で民営企業や日系以外の外資企業と交渉する際には、相手の考え方を理解することも大切です。現状を受け止め、ぶつかりながらも最善の方法を探す課題が見えました。

  受講生の皆さんとも、最後まで熱心に議論され盛況のうちに終了しました。

  「中智日本企業倶楽部培訓室」で実施するセミナー・学習会に関心をお持ちの企業様には詳細実施スケジュールもお渡しできます。お気軽に弊社会員サービス部までご連絡ください。

  尚、非会員様には参加費用として500元/人、一般会員様(体験会員様)には300元/人をいただいておりますが、上級会員様には無料でご案内させて頂いております。体験会員様、一般会員様の上級会員へのシフト加入も是非ご検討下さい。

       

講義風景1


講義風景2

 

講義風景3


講義風景4

 

  


【講座の趣旨】

  中国の経済状況の変化に伴い、企業戦略は近年来生産から販売へとシフトしています。日系企業の営業も、かつての日系企業同士の営業から、対現地企業へ営業をかける光景が日常となりました。ビジネス上のライバル企業が次々と現れているとの調査結果が出される中、日系企業は現地企業に対する販売技能を向上させる必要に迫られてます。
  これらの課題について、今年中智日企倶楽部では、在中日系企業が中国でビジネスを展開する上での技能向上にお役立て頂ける研修プログラムをご提供させて頂きます。弊倶楽部の「ローリングプラン方式」研修が、会員企業の皆様が直面する問題を解決し、貴社の再成長につながれば幸甚です。


【講座の目的】

  1、企業の購買行為の分析から、購買行為の方向性の見直しと用いるべき販売戦略及び販売技能について学びます。

  2、営業対象者の性格や状況に合わせた各種の営業技能を学びます。

  3、如何にして相手を主導するか、またコミュニケーションにおいてよく陥りやすい心理的な「落とし穴」についての知識を得ます。


【講義内容】

  第一部:販売技能と影響力との関係

  第二部:価格の意義:定価と見積:価格の駆け引き:

  入札競争:如何にして入札競争を運用し、交渉によって解決し得ない問題を解決すべきか?

  第三部: 企業の「購買行為」の分析

  【講師紹介】  

  【講師】王珞
オランダ購買者協会(NEVI-Purspective)の認証を受けた国際的講師。欧州EU商学院、アメリカはコンコルディア大学ウィスコンシンでMBAネゴシエーションカリキュラムの客員教授を歴任。現在はデロイト・トウシュ・トーマツ(Deloitte)にてコンサルティングチームに参加し、Nasdaq上場のEコマース企業Aribaの中国総経理を担当するほか、数多くの世界500強企業へコンサルティングを提供している。同氏はビジネスモデルの策定理論に深い造詣を持ち、氏の講義は著名企業から多く参加者を集めている。