> 6月15日中智日本企业俱乐部---2017年総第9講《バイヤー・サプライヤー管理》開催のご報告
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6月15日---2017年総第9講【《バイヤー・サプライヤー管理》】開催のご報告
さる6月15日(木)、2017年第9回講座を「中智上海会議中心」で開催いたしました。
開催に先立ち、中智日本企業倶楽部部長の馮串红から、今回のセミナー開催趣旨について説明しました。
中国の経済状況の変化に伴い、企業戦略は近年来生産から販売へとシフトしています。日系企業の営業も、かつての日系企業同士の営業から、対現地企業へ営業をかける光景が日常となりました。日系企業のバイヤーのスキルアップはもちろんですが、営業職にとっても、中国企業や外資系企業のバイヤーの戦略や思考法を学ぶことが大切です。
そこで今回は、「バイヤー・サプライヤー管理」をテーマにセミナーを企画しました。
今回のセミナーには、サクラクレパス、イオン、帝人商事、三菱重工業、精工電子技術などの企業に参加いただきました。
セミナーの講師は、王珞先生が担当しました。王先生は欧米企業や中国本土企業の営業購買術に詳しく、長年それらの企業に市場コンサルティングを提供しています。
バイヤーの使命として、支払い管理とリスク管理を挙げました。利益率の低下している企業では特に、購買を重視すべきであり、バイヤーが1元節約すれば1元の利益となる。同額の利益を売上げでカバーするためには10倍の努力が必要になると述べ、バイヤーの重要性を強調しました。
具体的な支出分析と管理ツールとして、支出分析表、効率的な調達管理の実現を助けるクラルジック・アプローチや購買戦略の分析方法を紹介しました。
最後に、バイヤーに関係する利益管理方法である、TCQSDE/BIC訓練を学び講義を終了しました。
受講生の皆さんとも、最後まで熱心に質問され、盛況のうちに終了しました。
「中智日本企業倶楽部培訓室」で実施するセミナー・学習会に関心をお持ちの企業様には詳細実施スケジュールもお渡しできます。お気軽に弊社会員サービス部までご連絡ください。
尚、非会員様には参加費用として500元/人、一般会員様(体験会員様)には300元/人をいただいておりますが、上級会員様には無料でご案内させて頂いております。体験会員様、一般会員様の上級会員へのシフト加入も是非ご検討下さい。
講義風景1 |
講義風景2 |
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講義風景3 |
講義風景4 |
【講座の趣旨】
中国の経済状況の変化に伴い、対日系企業ビジネスモデルが既に通用しなくなった今、日経企業は現地企業とのビジネスへ挑まなければならなくなりました。また、コストの向上、品質の管理、サプライヤーの選択などは、中国国内で引き続き成長していくための課題となっています。「支出を減らし収入を増やす」ことは、揺るぎようのない道理であると言えます。
さて、日系企業各職位の技能向上のために、弊倶楽部では今年も在中日系企業の職業技能向上に役立つ講座を開講していきます。弊倶楽部の「ローリングプラン方式」研修が、会員企業の皆様の問題解決と、中国でのスムーズな再成長に貢献できれば、と考えております。
【講座の目的】
1、支出管理におけるバイヤーの価値を再発見し、企業内におけるその使命と作用について知る。
2、バイヤーの業務を如何にして管理するか?企業にとってのバイヤーの職能を、特に利益のパフォーマンスに対する重要性について再認識する。
3、サプライヤーの選択と管理について学ぶ。
4、バイヤー及びサプライヤー管理の最新状況について知る。
【講義内容】
第一部:バイヤーの大きな2つの使命とバイヤーの職業的特徴
第二部:支出分析と管理ツールの紹介、ABCの法則とKraljic 分析法、コスト管理、サプライヤーの選択と管理、サプライヤーとの関係とその評価
第三部: 利益管理、購買戦略と企業戦略との関係
【講師紹介】
オランダ購買者協会(NEVI-Purspective)の認証を受けた国際的講師。欧州EU商学院、アメリカはコンコルディア大学ウィスコンシンでMBAネゴシエーションカリキュラムの客員教授を歴任。現在はデロイト・トウシュ・トーマツ(Deloitte)にてコンサルティングチームに参加し、Nasdaq上場のEコマース企業Aribaの中国総経理を担当するほか、数多くの世界500強企業へコンサルティングを提供している。同氏はビジネスモデルの策定理論に深い造詣を持ち、氏の講義は著名企業から多く参加者を集めている。