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4月19日---2018年総第6講《日企新人才商务常识・教育篇》開催のご報告

  さる4月19日(木)、2018年日企倶楽部第6回講座《日系新人材ビジネスマナー・教育篇》を「中智日本企業倶楽部研修室」で開催しました。イオン、富士フイルム、キヤノン光学、東京海上日動火災保険、京セラ、NGK、清和、美津濃、万宝至馬達、ナ・デックス、堀場、マタイ、アルプス通信、欧応恵等の会員企業が参加しました。

  開催に先立ち、中智日本企業倶楽部部長の馮串紅から、今回のセミナーの趣旨について説明しました。新人教育は、会社の人材育成にとって大切なスタートで、管理職研修、経営者管理異文化研修へと続く第一歩となります。そこで企業にとって重要な新人研修を、日常的に総経理や経営層の皆様と交流し、上司と部下双方の悩みや課題を理解している当倶楽部の社員が直接行う事で、受講生の皆様が上司とスムーズなコミュニケーションができるようになり、円滑な関係を築くことができるようこの研修を企画しました。


  本研修は、礼儀編と教育編に分けて行いました。前半の礼儀編では、日本企業倶楽部会員顧問の魯亦雯と顧客経理の大塚美加が講師を務めました。魯亦雯氏は日本へ留学後、日系大手で勤務経験があり、大塚氏は復旦大学学部卒業後、同大学で修士課程を修了し、4年間の企業での勤務経験があります。二人が自らの日系企業のマナー経験を活かし、講座では後輩達に一生懸命教えました。


  はじめに、基本的な礼儀である挨拶について学びました。挨拶は同僚間や、お客様との間における大切なコミュニケーションです。続いて、仕事での電話対応の要点と注意点、ビジネスメールの書き方を確認し、対外的な礼儀では、表情や言葉遣い、相手に不快感を与えない服装や姿勢態度について説明した後、客先への訪問時やお客様の来訪時のマナーについてグループごとに検討し発表しました。







  後半の教育編では、日本企業倶楽部部長の馮串紅が講師を務めました。馮部長は若いころ日本へ留学経験があり、その後日本で日系企業に長年勤務しました。帰国後、中智日本企業倶楽部を運営しています。中智では、大手日系企業日本本社社員の新人研修の講師も務め、又会員企業の日本駐在員幹部らを対象とする日中管理異文化研修も実施しており、新人達の上司の考えや社員に対する要求をよく理解しています。


  はじめに、日系企業で順調に成長するためのカギとして、コミュニケーション、積極性、提案の3つを挙げ、仕事が成功するかどうかの80%はコミュニケーションで決まると指摘しました。次に、日系企業の優れたコミュニケーション方法である「ホウレンソウ」について説明しました。その中で、報告の目的は、上司を満足させるため。連絡の目的は、同僚やお客様等の相手に対する心からの思いやり。そして相談は、自分の業務上の問題を解決することが目的であると指摘し、ホウレンソウの重要さと注意点について実例を挙げながら理解してもらいました。

  もう一つ日系企業のビジネス形式――「仕事のご褒美は仕事です」を説明しました。

  仕事というのは受身だけでは足りず、やる気が大事です。よくできたと評価されたら必ずもっと大事な仕事を任され、それは企業内の昇進といえると述べ、報酬や役職よりまず実績を作ることが大事だと説明しました。

  新人教育というのは、まず選んだ会社の良さを見て、そして大きな声で他人に言えることが大切と考えた馮部長は、講座中に、新人達にグループで各自自社の優れた点3つを書き出し、5分後に発表してもらいました。教育面や福利面、上司の性格など、日系企業の良さが多く発表されました。その中もっとも新生代に魅力的に感じたのはキヤノン光学設備の陶君の話しでした。陶君は、物理材料学修士卒業後、入社3ヶ月で会社は最新技術を自分にオープンし、更にやりたい研究を自由にやらせてもらえ、本当にこの会社に入社してよかったと述べました。またNGKの黄さんは、自分の会社は日系だが、英語も使え、又総経理は欧米経験が長いため、会社の雰囲気が非常に好きだと述べ、若い同僚が多いのも良い点だと指摘しました。この発表で、新人たちの非常に前向きに頑張ろうとする意欲が見えてきました。最後に、馮部長から皆さんに仕事の夢をたずね、目標を見せました。人材の座標を見せ、皆さんに、スキルとマインド両方とも高い「人財」になるよう、激励しました。








  半日の講座は、新人達にとっては日本のビジネス文化を知った上で、正しく日系企業で成長できるよう目標とやり方を学ぶ場となりました。


  中智日本企業倶楽部・智櫻会は会員企業向け、新人研修、ミドルマネジャー塾、高級管理者塾、駐在員管理異文化塾など数多く開催しています。引き続き日系企業の研修を幅広く開催しますので、ぜひ会員企業のご参加をお待ちしております。


【講座の趣旨】

  現在、人材戦略は多くの日系企業が非常に重視している分野であり、人材教育は入社の時から始まります。会員企業様からの声にお応えし、中智日本企業倶楽部・智櫻会では特別に《日系人材ビジネスマナー・教育篇》を開催する事となりました。本講座を通じて、日本企業の新入社員にビジネスパーソンとして、プロのあるべき姿や基本的なマナーを習得し、日本の文化をより良く理解する一方でビジネスマナーをしっかりと身につけ、素早く日本企業の業務環境に巻き込みます。


【講座の収益】

  各種基本的なマナーを習得することから、正確に日系企業のビジネスマナーを身につけ、ビジネス交流活動で好印象を持たせます。特に、今回は中智日本企業倶楽部の馮 串紅部長より、教育篇を行います。馮部長は、日系企業の社員から幹部までの教育研修に長い経験があり、講座を通して日系企業の新入社員に、企業文化を知る、理解する、そして巻き込むように講座を進めます。ぜひ、この機会を利用し、御社の新人研修にお役に立てれば幸いです。


【講座内容】

  マナー篇
  第一部分:基本マナー概要
  1、挨拶、電話対応のマナー、ビジネスメールの書き方、交流マナーなど
  2、服装、態度、表情などの常識
  第二部分:訪問と来訪のコミュニケーション(社外)
  1、訪問マナー
  2、来訪マナー
  3、苦情の対応

  教 育 篇
  第三部分:報連相の重要性と注意点(社内)
  1、社内コミュニケーションの取り方
  2、報・連・相の重要性と正しいやり方
  第四部分:Q&A質答交流―優秀な日系人材になるには
  1、日本語と日本ビジネス文化に関連する理解
  2、日系企業の優秀人材の素養
  3、理解しにくい日本人上司の言動
  4、私と日系企業の適性は?――自分の成長、会社の成長・会社の成長、自分の成長

    【講師紹介】  

  マナー篇:中智日本企業倶楽部 会員顧問 魯 亦雯、大塚 美佳
教育篇:中智日本企業倶楽部 部長 馮 串紅