> 4月16日中智企业俱乐部---2019年中智智樱会 第2講 総第136講《企业各类假期管理风险控制》開催のご報告
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4月16日---2019年中智智樱会 第2講 総第136講《企业各类假期管理风险控制》開催のご報告
4月16日(火)、中智企業倶楽部・智櫻会 2019年第2講・総第136講『企業の各種休暇管理のリスクコントロール』を中智研修室で開催しました。
今回のセミナーには、三井金属、ファストリテイリング(中国)、三菱電機、アルプス、ナ・デックス、椿本機械等の会員企業の代表が参加しました。そのほか、ForHR Club会員企業から、愛歩貿易、健安喜等の企業が参加しました。
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開催に先立ち、中智企業倶楽部・智櫻会会員顧問の魯亦雯から今回の講座の趣旨について説明しました。休暇管理は従業員との関係においてHRが常に関心を持つ重要な問題のひとつです。HRは会社の従業員に問題が発生した際、適切に解決しなければならないだけではなく、より重要なのは、事前に適切なリスク予防策を講じることです。今回の講座を通して、皆様が管理実務と発生する可能性のある法律リスクの管理について理解をより深める助けになれば幸いです。
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本講座の講師は、中智HR法務センター法律専門家の胡晶晶先生が担当しました。胡先生は十五年の法務経験を有し、政策法規に基づきクライアントに対し運用上の法律意見と運用方法のアドバイスを行い、業務上のあらゆる法的な難題を解決する事を得意としています。サービスを提供するクライアントは、金融、不動産、医薬、化学工業、小売り、高級品、コンサルティング等を含む多岐にわたる業界及び分野を網羅しています。
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講座では、様々な休暇の管理とリスクコントロールに焦点を当て、休暇を種類ごとに、病気休暇と医療期、労災休暇、結婚休暇、出産休暇、看護休暇、年次有給休暇、忌引休暇、親族訪問休暇の7種類にわけて管理のポイントと運用方法を解説しました。
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受講生が理解し易くするため、胡先生はそれぞれの休暇管理を一つの章にわけ解説し、章の最後に議論を展開し、受講生たちは積極的で熱心に質問をしていました。
いくつかの企業から、「会社は休暇を認めない事ができますか?」「従業員が休まなければならいと言って、当日出社しなかった場合、どの様に処理すればよいですか?」という質問が出されました。
これに対し胡先生は、会社は休暇を認めない事ができ、従業員が出社しなかった場合、会社は従業員に対して欠勤理由の説明を求めることができ、もし理由の説明がなければ無断欠勤として処理する事ができると述べました。
またある企業からは年次有給休暇の買い取りに関する問題ついて、従業員が離職する際に未消化の有給休暇がある場合、会社に買い取り義務があるのかについて質問がありました。胡先生は、会社には買い取り義務があると述べ、買い取り金額の計算式は、『従業員年次有給休暇条例』と『企業従業員年次有給休暇規則』を参考にする事ができると紹介しました。
またある企業は、「入社したばかりの新入社員が勤続年数を国家の規定に基づき10日の年次有給休暇を享受することを求めました。しかし、会社の規則制度では新入社員は必ず一年以上勤務しないと享受できません。どの様に解決すればよいですか?」という質問をしました。これに対し胡先生は、会社の規則制度と国家の法律が衝突する場合、国家の法律が優先されると述べ、企業の就業規則を国家の規定に基づいて改正することを勧めました。
以上の問題に対して胡先生は、会社の規則制度を策定する際には、1、法令順守、2、従業員の権益を侵害しないこと、つまり合理性の二つの原則を遵守しなければならないことを注意提起しました。
講義の最後に、中智企業倶楽部の馮串紅部長から日本が2020年に実施する働き方改革の話題を受講生の皆様と共有しました。労働時間や休暇管理は日本でも改革の重要点となっています。日系会員企業のHRがこの点を本社と歩調を合わせ、中国法人の就業規則を整理し、特に規則内の休暇管理制度の規範化を進めることを提案しました。もし就業規則の修正プロセスで法律問題が発生した場合は、直接に企業倶楽部へご連絡ください。中智は皆様のために専門的な法的アドバイスを提供することが可能です。
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三時間を超える専門的な学習で、参加者の皆様から休暇管理とリスクコントロールについての理解が深まったと前向きな感想をいただきました。
中智日企倶楽部・智櫻会では、労務法務、高級管理者塾、駐在員異文化、マーケティング、通訳技術等のシリーズ研修を提供し、今後も引き続き会員企業様の円滑な発展をサポート致します。会員企業の皆さまからの積極的な参加をお待ちしています。