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6月21日《中智日本企業倶楽部・智櫻会会員 資生堂張江工場を訪問》開催のご報告

報告文(中文)
         <strong><font style="font-size:20px"><font color="#CE0000">中智日本企業倶楽部・智櫻会会員 資生堂張江工場を訪問</font></strong>

中智日本企業倶楽部・智櫻会会員 資生堂張江工場を訪問

  <strong><font style="font-size:20px"><font color="#CE0000">---匠の伝承と美の伝説</font></strong>

---匠の伝承と美の伝説

 

  2019年6月21日、晴れわたった金曜の午後、中智日本企業倶楽部・智櫻会の会員一同は会員企業である資生堂(中国)の張江工場(上海市信源張江産業園区内)を訪問し「探访+体验+分享」(実際に訪問し体験し共有する)新形式の交流活動を行い、歴史ある資生堂の絶え間なく伝承された匠精神と、人間の美に対する追求の成果を共有しました。

  今回の活動には、リンナイ、キヤノン、富士フイルム、サクラクレパス、出光電子材料、三井住友海上火災保険(中国)、ナ・デックス、ミズノ、島津、みずほ情報総研、アルプス、ADK、SCREEN、三井化学、アテナ、オカムラ、大成温調、店研創意、阪東、川崎物流、翰宇国際、SiTV等の会員企業から、40名近くの管理職及び責任者の方々に御参加いただきました。

  今回の活動は、一部の現地集合する会員を除き、中智上海公司のある徐家汇の港汇ビルに集合し、一緒に大型貸し切りバスで移動しました。

  午後1時、バスが出発し、中智日本企業倶楽部・智櫻会諮詢顧問の鲁亦雯が今回の活動のスケジュール等の簡単な説明を行いました。移動中、会員企業のイオンやナ・デックスからの参加者が積極的にホットな話題を共有し、皆様と愉快にリラックスした交流の中、訪問に対する期待と熱意が高まりました。


  資生堂張江工場に到着後、まず中智日本企業倶楽部・智櫻会部長の馮串紅が本活動の主旨を説明しました。

  弊社が行った資生堂中国CEO藤原憲太郎様へのインタビュー記事を見た多くの会員から、資生堂への理解と期待が深まり、実際に資生堂の「“匠心+創新”」文化を体験したいという声が高まりました。

  そこで中智日本企業倶楽部・智櫻会から資生堂様に探訪イベントをお願いしたところ、資生堂経営戦略本部企業広報部の戴春艳経理には暖かくこのお願いを受け入れていただき、今回の活動に対応していただきました。

  同時に、私達に至近距離の直接交流をする機会を与えてくれる歴史ある企業のオープンな文化に感嘆し、今回の開催に至った経緯を説明しました。


  続いて、資生堂張江工場総務部の陸様から参加者に対し、この活動に参加した皆様に資生堂への新たな理解が生まれる事を期待するとの挨拶をいただきました。


  次に、資生堂張江工場責任者の張様が工場の生産規模や主要な生産品などの説明を行いました。更に、1998年の資生堂中信化粧品有限公司(資生堂上海工場)の設立に始まり、1999年第一期、2002年第2期、2007年第3期と事業拡張を達成し、2001年には北京に資生堂(中国)研究開発センターを開設、2018年には上海の張江工場内に資生堂上海研究開発センターを開設してきた中国での資生堂の歴史を説明しました。


  資生堂張江工場の紹介後、待ちに待った見学体験プログラムが始まりました。今回は参加者が多く、より多くの参加者により良い体験をしていただくため、全体を2グループに分け、1グループは工場の専用作業服に着替え工場見学へ、もう1グループは「匠心館」へ向かいました。


  工場見学では、資生堂張江工場責任者の張様が資生堂工場の世界での分布状況、資生堂の今日迄の発展の歴史などの説明をビデオ映像などで行い、参加者の理解を深めました。

  更に、資生堂グループの「栄誉・褒賞の軌跡」の紹介の段では、歴史ある企業文化の伝承の説明に参加者からは思わず讃嘆の声が上がりました。

  専門担当者が参加者を一部ブランド商品の生産ラインへ案内し、化粧品の製造工程の説明を行いました。又、工場運営部門を紹介し、資生堂集団の完備された運営システムを披露しました。

  ★★★工場の生産ラインの社員撮影は厳しく禁止されています。したがってここに写真で紹介することはできません。より多くの会員の方が直接見学し、資生堂工場の効率的かつ整理整頓された生産現場を見学し、伝承し培われた「匠の精神」を理解していただきたいと思います。★★★

  もう一方の「匠心館」見学は、「歴史文化・商品陳列エリア」「工場管理体験エリア」「研究開発実験エリア」の3区域に分かれています。

  「歴史文化陳列エリア」では資生堂の成立から今日までの大きな出来事が展示され、参加者に更に鮮明に資生堂の100年以上の歴史の重みを印象付けました。

  「商品展示エリア」では資生堂ブランドのヒット商品を直接手にすることができ、又「研究開発実験エリア」では調香ゲーム(香水の嗅ぎ当てゲーム)や、口紅の色番号を当てるゲームなどの興味深い遊びが催され、参加者の興味を引きました。




  今回見学した「資生堂工場」と「上海研究開発センター」及び「匠心館」は、資生堂が歩んできたイノベーションの歴史、企業文化、商品研究開発、製造管理等の資生堂グループの保有する数多くの企業資源を融合し集大成させたプラットフォームと言えます。

  また、これは資生堂が147年来培ってきた「高品質と匠の心」の企業イメージを凝縮して体現するランドマーク的役割を担っています。

  見学終了後、資生堂経営戦略本部企業広報部経理の戴春艳様から資生堂の企業文化とその伝承について紹介がありました。

  資生堂名称は中国古典の『易経』にある「至哉坤元 万物資生」からきており、その意味は「大地の美徳はなんとすぐれているのだ。これらは融合し万物はここから生まれ、新しい価値を生み出す」というものです。100年以上の歴史を誇る資生堂のDNAには企業創設の当初からイノベーション(創造)の精神が取り込まれていたことを示しています。

  又、戴春艳経理は、資生堂は化粧品スキンケアブランドをリードする企業というだけではなく、社会に還元する公共福祉事業にも積極的に参加していることを紹介しました。

  例えば陸家嘴センター(L+Mall)ショッピングモールでは、白斑、しみ、紅斑およびその他皮膚の問題に悩む患者専用の美容室を開設し、患者の肌の状況にあった商品の提供や無料で美容法の指導を行っています。ここでは患者のプライバシーを保護するため、患者一人ひとりと個別に対応しています。そして資生堂はより多くの人が自信を取り戻し、より豊かな生活ができることを願っていると説明しました。


  参加会員を代表してADK中国の人力資源総監の徐敏様が感想を述べ、見学の意義を共有しました。資生堂中国CEO藤原憲太郎氏へのインタビューを読んだ後、再び工場現場を直接体験し、工場が清潔で整理整頓されているばかりでなく、生産ラインの管理が緻密かつ効率的に実現されていることを目の当たりにして、今後の自分自身の業務に多くのアイデアや助けをもたらすものでしたと述べました。


  更に、本活動への資生堂様からの大きな御支援・御協力に感謝の意をこめて、中智日本企業倶楽部部長の馮串紅から戴春艳経理に感謝状を贈らせていただきました。また会員企業を代表して三井住友海上火災保険(中国)の人事行政部総経理の鄔情様から資生堂工場管理部部長の趙様に記念の瑠璃の置物が贈られました。


  最後に参加者は匠心館前で記念撮影を行い、本活動を終了しました。今回の活動では 資生堂様には多くの丁寧かつ緻密なプログラムを用意していただき大変感謝いたします。 

  厳格で整理整頓された秩序ある現場管理環境を目にし、創意工夫に満ちた各種の商品を実際に体験することができ、100年以上の歴史を持つ企業の文化遺産や、たゆまぬイノベーションへの追求を身近に感じとることができ、参加された会員企業の皆様の心に美しい記憶を刻んだことと思います。


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