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6月25日《PDCAサイクル——エリートが実践する高効率仕事術》HRマネジメント編開催のご報告

報告文(中文)
 

  2021年6月25日(金),中智日企倶楽部 智櫻会《PDCAサイクル——エリートが実践する高効率仕事術》HRマネジメント編会員交流会が上海市内で開催され、無事成功を収めました。

  今回の交流会には、三井金属、三井繊維物資貿易、マタイ、サクラクレパス、川田機械製造、横河測量技術、コニカミノルタ、 アルバック、キオクシア、碧川化成貿易等の会員企業より多くの人事部門責任者にご参加頂きました。


  交流会の開催に当たり、中智日企倶楽部智櫻会シニア顧問顧問の邹莉が今回の交流会の主旨について説明を行いました。「『PDCAサイクル』については、多くの方の知るところであるかと存じます。しかし、あらゆる業務の基礎であるPDCAサイクルを能動的に実行に移している方はあまり多くなく、更にこれを高水準で実践している方はたいへん希少であると言えます。VUCA時代と呼ばれる現在、PDCAサイクルは企業と個人が未知の課題に取り組む上で大変効率的なツールとなるだけでなく、不確実化の時代にあって個人が持続的な成功を掴み取る宝でもあります。この度、PDCAサイクルシリーズ第二回交流会を迎えるに当たって、私たちは「HRマネジメント編」を特別に企画致しました。個人でPDCAサイクルの実践習慣を身につけるのはもちろん、団体及び組織でのPDCAサイクル運用へ本交流会をお役立ていただき、皆さまのマネジメント業務の一助となれれば幸甚です。」


  交流会は中智日企倶楽部智櫻会特別講師の鄭国娟先生が講師を担当しました。鄭先生は30年以上のマネジメント経験を有し、特に品質管理の分野において深い造詣を有しています。国家級研究院在籍時は、研究室主任、ドイツ系サービス機関の法定代表者、国家工程学習センター重点実験室責任者、学習所支所副所長兼品質保証責任者を歴任し、技術職においても工程師、高級工程師からエンジニアの指導者として認められるなど破格のキャリアアップを遂げています。現在においても、シニア審査員、上級講師、経理審査員として、業界内の評判や口コミで高い評価を得ています。


  交流会が始まると、鄭先生は日常生活でよくある事項を例に取り、図を使ってデミングサイクル(PDCAサイクル)の概念を説明しました。続いて、社会活動、業務、プロジェクト、システム運用等、PDCAサイクルを活用できるケースを挙げ、比較的よく知られているリスクマネジメントISO図を用いて解説しました。現代社会において、PDCAサイクルは広い範囲で活用できるだけでなく、リスク管理におけるマネジメントツールとしても有用なのです。

  その後鄭先生は、PDCAサイクルを学ぶ理由について述べました。「VUCA時代にあって、全く新しい課題に取り組む際に私たちが唯一できることは、生涯学習し続けることです。その際、PDCAサイクルはたいへん効率が高いツールとなります。PDCAサイクルを学ぶことは企業の業務の有効性や効率を高め予測された業績を上げるだけでなく、個人の視点から見ても、個人の競争力や生活の質、幸福度の向上に大きく役立ちます。」鄭先生は参加者の理解を深めるべく、業績管理プロセスの実践例を使って更に踏み込んで説明しました。


  更に鄭先生はPDCAサイクルの具体的な運用方法について、運用対象や運用背景に分けて詳細な解説を行いました。その中で、第三者のPDCAサイクル運用をサポートする際は、自身のEQを向上させ、自己認識、自己管理、自己奨励、第三者認識、第三者へのマネジメントを執り行う必要があります。理論を一通り学んだ参加者たちは、交流会前の練習問題の復習を通して、PDCAサイクルを如何にして正確に運用し、改善していくかについて討論を重ね、考えをシェアしていました。


  最後に鄭先生は、PDCAの運用に当たって、PDCAサイクルが複層的なものであることを正確に理解することが重要であると強調しました。PDCAサイクルは評価時に低次のPDCAサイクルの評価(C)と改善(A)のみを行い、高次のPDCAサイクルの評価(C)と改善(A)を無視するようなことがあってはなりません。鄭先生は理論の他に、参加者の交流会前の練習問題の回答を事例として引用し、討論を通じて参加者へPDCAサイクルの運用についてのより深い知識を身に付けさせるとともに、参加者のシェアリングを評価していました。


  3時間あまりの学習と情報共有を経て、参加者たちはPDCAサイクルに対する認識をより深めた様子でした。交流会後参加者たちは、今日の内容が非常に実用的で、学び得た知識と実例が今後の実務におけるPDCAサイクルの運用へ啓示を与えるものだと感想を話し合い、日常業務でPDCAサイクルを実践するとともに、次回のPDCAサイクル交流会への期待をあらわにしていました。

  中智日本企業倶楽部・智櫻会は、引き続き会員の皆様のニーズに応える、専門的な知識ときめ細やかなサービスを提供し、皆様の業務をサポート致します。どの様な形式であれ、私達はずっと一緒です。サービスに対する皆様からのご意見やご要望を歓迎致します。引き続き皆様のご愛顧とご参加を期待しております!