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8月25日《決断への思考、決断へのリーダーシップ》開催のご報告

报告文(中文)
  

  2021年8月25日(水)、中智企業倶楽部(日企倶楽部 智櫻会)「決断への思考、決断へのリーダーシップ」会員交流会が中智研修室にて開催され、無事成功を収めました。

  今回の交流会には、RGF(リクルート)、キヤノン(中国)上海、三井金属、富士フイルム、ナ・デックス、出光電子材料、瑪岱貿易、中村精密、サクラクレパス、イオン、上海華麗工程、コニカミノルタ、三井住友海上火災保険(中国)、住友精化、ワンジーテクノロジーズ、野村総研等会員企業20数社(敬称略・順不同)より中国現地企業の担当責任者が多数参加しました。


 交流会の開催に先駆け、中智日企倶楽部智櫻会の魯亦雯シニア・コンサルタントより智櫻会の最近の活動についての報告がありました。「去る6月22日、智櫻会北京の始動式が無事開催されました。これは、智櫻会が上海から北京へと更に大きな飛躍を見せた象徴であると言えます。疫病の流行下にあっても、私たち智櫻会上海は歩みを止めず、日本国籍の会員の皆様へ新型コロナウイルスワクチン接種サービスを提供しました。この他にも、名企業探訪や中間管理職の皆さまに向けた研修の開催、会員企業代表者の皆さまによる『100の未来手帳』の編纂など、様々な催しを行っています。この複雑性や不確定性が増した時代にあって、中櫻会は様々な困難を乗り越え、初心を忘れず、会員企業の皆さまへ包括的できめ細やかなサービスを提供し続けて参ります」。


  今回の交流会は、中智特別講師の王珞先生が講師を務めました。王珞先生は EBS(ヨーロッパビジネススクール)経済法科学院、アメリカ・ウィスコンシン大学、上海交通大学のMBAカリキュラム「施策策定におけるゲーム理論」「交渉におけるリーダーシップ」にて教授職を務めています。これはゲーム理論と行動経済学に対する豊富な知識をリーダーシップ、決断力、交渉力のカリキュラムと掛け合わせたイノベーティブな授業内容で、応用性とフレキシビリティの高さから、多くの会員企業の皆さまより好評を頂いています。


  王先生は、決断の不確定性の概念を枠組みから整理し、実験を通じて受講者へVUCA時代の真の本質を認識させました。VUCAとは、複雑な社会システムに属し、複雑性、不明瞭性、不安定性、不安定性を特徴とする社会を言います。また、私たちの世界は、単純なシステム、複雑なシステム、無作為なシステムの3つに分かれると説明し、それぞれの特徴について解説を加えていきました。

  王先生はこれらの関係性を述べた後、人の思考習慣が決断において多くの心理的誤謬を犯すことを指摘し、この点に注意を払う必要があるとしました。その上で王先生は、これらの現象を私たちの認識形成、人の認識がどのような影響を受けるか、認識が私たちの行為にどのような影響を与えるかの三方向から解説を進め、併せて思考分析ツールの一つであるマトリックス分析を紹介しました。王先生は最後に、決断が必要なときには必ずジレンマがつきまとうものであること、いくらコミュニケーション能力が高くても決断力がないリーダーの元では前進はないことを伝えました。


  今回の交流会も、学習、実験、質疑応答ともに熱気あふれる雰囲気のまま終了の時を迎えました。業種や職位が異なる各企業から参加した受講者たちは互いに交流を深め、互いに意見を語り合い、「決断とリーダーシップ」への理解を深めた様子が伺い取れました。受講者からは、終日のカリキュラムを希望する声が後を絶たず、より本格的に学びたいという姿勢が感じられました。


  中智企業倶楽部は会員企業の皆さまのお悩みを解決し、従業員のマネジメント能力を向上させる各種講座を継続して開講するとともに、講座を通じて会員企業の皆さまとともに新しい課題について学び、分析し、対応していきます。中智企業倶楽部は、今後も専門的な知識ときめ細やかなサービスで皆様の業務をサポートし、会員企業の成長発展の一助となります。

 

 

 

2021年8月26日

2021年8月26日

中智日本企業倶楽部 智櫻会

中智日本企業倶楽部 智櫻会