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2022年8月25日----中智日本企業俱乐部智櫻会研修 総256回「ビジネス日本語における誤った表現の分析(一)」交流会開催される

報告文(中文)

  2022年8月25日、中智日企倶楽部智櫻会総第256講「ビジネス日本語における誤った表現の分析(一)」オンライン(ライブ配信)・オフライン(対面方式)混合交流会が中智研修室で開催され、無事成功を収めました。

  今回の交流会では、清水建設、指月獅子起、イオントップバリュ、IAI商貿、ナ・デックス、不二越、伊藤忠繊維貿易、ダイキン空調(上海)、クボタ、日本航空、科意半導体設備、愛沃特国際貿易、愛発科(中国)投資等の会員企業の業務責任者の皆様にご参加頂きました。


  交流会の開催に先立ち、中智日企倶楽部智櫻会シニアコンサル顧問の鄒莉より、交流会の主旨の説明がありました。日本語の学習や交流の中で、気付かないうちに誤った表現を使ってしまう事がよくあります。日系企業で働く中国人従業員にとって、日本語でのコミュニケーションが必要な時に、正確できちんとした言葉使いができなければコミュニケーションに支障をきたしやすく、社内や外部の取引先とのコミュニケーションにも様々な影響を与えます。今回の交流会では、よくある誤りのまとめ分析や、代表的な誤りの実例だけではなく、受講生が提出した業務日報や社内報告等の業務資料に見られるビジネス日本語の誤りを矯正します。誤りが生じた原因を分析し、正しい表現の考え方を学ぶことで、会員の皆様が日本語の総合能力を向上させる助けとなれば幸いです。


  今回の交流会では、中智日企倶楽部智櫻会特別講師の王建明先生が務めました。


  今回の「ビジネス日本語における誤った表現の分析(一)」では、助動詞の使い方に焦点を当てました。冒頭、王先生は助詞の定義を説明しました。助詞は言語に意味を与える言葉であり、日本語の表現において非常に重要なものです。王先生は助詞の種類を示した後、助詞の使い方を参加者と練習し、助詞の基本的な使い方を再確認しました。

  続いて王先生は、参加者の皆様から事前に提供された日本語の資料の誤りを詳細に分析しました。社内外のメールやプロジェクトの報告書など提供された資料の中の間違いは、日本語のミスとしては非常に代表的なものが多く見られました。王先生は、間違って使われている文法のポイントや、文章に関わる知識の要点を確認し、助詞の使い方を誤ると、単語間の関係が混乱したり、文意が不明確になったりしやすく、業務上のコミュニケーションとビジネスの円滑な進行に影響を与える可能性があることを明らかにしました。また王先生は、文末の時制や形式の重要性、ビジネスシーンで敬語を使う際の真剣さや距離感の重要性などを、参加者へ伝えていました。


  交流会の最後に王先生は、日本語学習の4つのステップをまとめ、単語、文法、形容詞、動詞の使い方の観点から、今後日本語能力を向上させるためのさまざまな学習方法を提案しました。特に強調されたのは、語学学習における自分の欠点を明確に把握すること、上達や突破の前に、既知の部分について実践的にルールを守ることが重要だという点でした。

  3時間以上に渡る交流会の後、参加者の方々は皆、日常の日本語表現で間違いやすい部分をより明確に理解した様子で、内容はとても参考になったとの感想が聞かれました。王先生が提案する日本語の学習方法を今後お試しいただき、日常の業務に活かしていただければと存じます。


  中智日企倶楽部智櫻会はこれまで同様、会員の皆様のニーズに合わせた講座を提供してまいります。今後は疫病流行の状況に応じてオンライン、オフライン、または両者混合の様々な交流の機会を創出して参りますので、ぜひご期待ください。同じ空の下私たちはずっと一緒にいます!