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2023年9月14日----中智日本企業俱乐部智櫻会研修 総289回 《商業賄賂のリスク予防》

 中智上海经济技术合作有限公司中智企业俱乐部培训室系列

    《商業賄賂のリスク予防》

报告文(中文)

  2023年9月14日(木)、中智日本企業倶楽部智櫻会総第289回《商業賄賂のリスク予防》会員交流会をオンライン(ライブ配信)とオフライン(対面授業)のハイブリッド方式により、中智研修室で成功裏に開催しました。

  今回の交流会には、IAI商貿、住化電子管理、上海伊藤忠商事、兄弟機械商業、清水建設(中国)、伯東、上海岡谷鋼機、上海凱讯通信工程、力森諾科、湯浅商事、联洲油脂、栗田工業、日清オイリオ、東材等の会員企業から、総経理、副総経理及び管理部責任者の皆様にご参加いただきました。そのほか、キヤノン中国、久保田建機、韶関丸仁電子、青島扶桑精制加工等の会員企業がオンラインで参加されました。


  交流会の開催に先立ち、中智企業倶楽部高級会員顧問の鲁亦雯が今回の講座の趣旨を説明しました。 日系企業の会員たちは中国での発展において合法的コンプライアンスの原則を前提に経営してきましたが、企業が業務を推進する際には商業賄賂の意図がなかったにもかかわらず、あるいは正常な商業取引であったにもかかわらず、商業賄賂と認定されたケースも少なくありません。商業賄賂は、企業の信頼性を損ない、法的な問題を引き起こす可能性があります。また、商業賄賂は、企業のイメージを損なうことがあります。中国でビジネスを展開する日本企業にとって、適法な商慣行と商業賄賂とされるリスクのある商行為の区別、及び商業リスクを予防する対策について、セミナーを通して理解が深まれば幸いです。


  本日の交流会は、大成弁護士事務所の潘激鴻弁護士が講師を務めました。

  はじめに、潘弁護士は商業賄賂を防ぐことの重要性について、会社に与える影響と個人に与える影響に分けて解説しました。続いて、どの様なケースが商業賄賂と認定されるのかについて、主観的な構成要件、客観的な構成要件及び商業賄賂の収賄主体に分けて具体例を示しながら詳しく説明しました。その後、よくある商業賄賂のリスク事件を紹介し、最後に商業賄賂リスクの対応策について解説して講義を終えました。


  2時間を超える共有を経て、会員の皆さまは商業賄賂のリスクのある商行為や商業賄賂のリスクを予防する対応策について理解を深めることができました。交流時間では、参加者は日頃の疑問を解決するため次々と質問をしていました。交流会の終了後も、多くの会員が会場に留まり、業務上の実際の問題について潘弁護士と交流していました。参加者からは、本日の内容は会社のコンプライアンス体制を整備するうえで非常に参考になったとの感想をいただきました。

  2023年、中智企業倶楽部はこれまでと変わらず、会員の皆さまのニーズにマッチしたサービスを提供し、専門的な知識と高品質のサービスで皆さまの業務を支援してまいります。どのような形であれ、私たちはずっと一緒にいます。我々のサービスに対する貴重なご意見やご提案を歓迎いたします。皆さまのご関心とご参加をお待ちしております!