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《ESG:企業の持続可能な発展のチャレンジとチャンス》会員交流会を開催(2024年4月19日)

报告文(中文)

2024年4月19日(金)、中智日本企業倶楽部智櫻会の会員たちはHOYA Vision Care(略称:HVC)を訪れ、「ESG:企業の持続可能な発展のチャレンジとチャンス」をテーマに交流会を開催しました。

今回の交流会には、日通国際物流、日立建機販売、清水建設、マタイ貿易、伊藤忠商事、キヤノン(中国)上海、三井住友海上火災保険(中国)、東芝エレベータ、AGC、三井化学、ADK集団中国、コニカミノルタ弁公系統、凱訊通信工程、横河測量技術、日亜意旺、DNP企業諮詢、日郵多式聯運などの会員企業から、ESGプロジェクト責任者や人事行政部管理者の皆さまにご参加いただきました。


交流会の開催に先立ち、中智日本企業倶楽部智櫻会シニアコンサルの邹莉から今回の交流会の趣旨を説明しました。現在、ESG(環境、社会、ガバナンス)が社会の新たな関心事になっており、ESGの成果に注目する企業が増えています。この活動では、ESGの理念と最新のトレンドに焦点をあて、HVCを訪問して同社の具体的な実践を学びます。これからも、会員企業同士の交流を通じてESGに対する包括的な理解を深め、中国における日系企業の着実かつ持続可能な発展のご参考になれば幸いです。


はじめに、上海漢和企業発展促進センター理事長の唐勝春先生より、「不確実な時代における日本企業の中国ビジネスの方向性」をテーマに、共有していただきました。唐先生は、中国と世界の発展をマクロ的な視点から振り返り、持続可能な発展への適応という観点から、今後の中国企業と外資企業の新たな発展モデルを示しました。続いて、ESGの概念とCSRやSDGsとの違いを説明し、会員がより直感的に理解できるようESGの実例を共有しました。最後に、上海漢和がESGの分野で提供しているサービスを紹介しました。



次に、HOYA視力保健事業部中国区総裁の李夢華氏から、企業実践の観点からESGについて共有していただきました。李総裁は、環境、社会、ガバナンスの3つの側面からESGにおける33の重要な要素を紹介しました。本部のESG戦略を推進するため、同社は首席持続可能発展官のポストを設け、HOYAグループ本部にESG推進室を設置しています。持続可能な発展の観点から、李総裁はHOYAの“one vision”を紹介しました。これは、より良い明日に焦点をあてることであり、「環境負荷の削減」、「視力ケアの格差縮小」、「多様で安全かつ健康的な職場の構築」という3つの側面から、HOYAの具体的な取り組みと、中国地域での豊かで多様なone vision活動を共有しました。李総裁は、当社はできる限り社会に還元することを常に心がけていると述べました。



続いて、中智日本企業倶楽部智櫻会の馮串紅部長が、素晴らしい講演をしていただいた二人のゲストに対し感謝を述べ、会員企業を代表して三井住友海上火災保険(中国)人事部の孫小玲高級経理からHOYAの李総裁に花束を贈りました。2023年から、「会員企業を訪問して総経理と交流を深める」プロジェクトを、会員の皆さまのご支援により進めています。皆様のご協力に感謝申し上げます。



休憩をはさみ、HOYAの柳葉黙業務開拓経理の案内で、HOYAの体験センターを見学しました。HOYAは、子供や青少年向けの近視予防や管理、若年者や中年の視力ケア、高齢者の老眼対策など、ライフサイクル全体にわたる目の健康ソリューションに取り組んでいます。体験センターでは、さまざまな年齢層やニーズを満たす専門的な製品について学びました。また、訪問を通じて視力測定、眼鏡の調整からアフターサービスまで、HOYAの一連の専門的で気配りの行き届いたサービスに感動していました。



後半は、会員企業同士の交流を行いました。

金融保険サービス業を代表し、三井住友海上火災保険(中国)の孫小玲高級経理に、ESG推進の状況と具体的な実践例を紹介していただきました。人事管理面では、従業員の名札やバッジのデザインの工夫、会社でのEV車の活用、オフィスのペーパレス化、定時消灯、オフィスでの八段綿運動など、省エネと健康の理念を提唱し、実践し続けており、従業員のワークライフバランスも実現したいと考えています。今年、会社ではESGをテーマに「学習カーニバル」を取り入れています。


製造業を代表して、東芝エレベータ(中国)の王麗娟人事部長に共有していただきました。王部長は、エレベータ製造業界は安全と健康に注意を払わなければならない業界であり、本社からはESGに対して高い管理要求があると述べました。人的資源の実務レベルでは、毎年の安全衛生指標を設定し、日常管理において従業員のための多様で平等かつ包括的な文化と職場環境の構築に取り組んでいます。同社は、ヒューマンケアと人的資本の観点からESGを推進・実践していきたいと考えています。


商社を代表し、上海伊藤忠商事持続発展室の孫穎担当室長が共有しました。同社は持続可能な発展を非常に重視しており、2年前に持続可能発展推進室を設立しました。ESGの実践としては、20年前に“E”(環境)のISOオフィス環境認証を取得したことからスタートし、現在は従業員を対象としたESG研修を3年続けて実施することで意識が高まり、SDGs関連の市場研修を通じて事業におけるESGを推進し、持続可能な発展の理念をあらゆるCSR活動と結び付け、持続可能な発展を従業員の心に深く根付かせてきました。今年は「睡眠の健康」を健康安全のテーマにしています。孫氏は、ESGの実践には全従業員が協力して行動し、社会全体に貢献するための持続可能な発展の観点からビジネスポイントを見つけることが必要であると述べました。


物流業界を代表し、日郵多式聯運(上海)総合管理部の褚峥嵘副部長は、LNG船舶への置換え、航海学校やGlobal HRの設置など、グループ会社の環境と教育におけるESGの実践を共有しました。現地の従業員が健康で幸せに働けるよう、社内でも様々な取り組みを行っています。同社は今年、オフィスの移転を控えており、新オフィスの設計には、「グリーンナビゲーション」というESG概念を特別に取り入れ、従業員への配慮が数多く盛り込まれています。


広告業界を代表し、ADK集団中国人力資源/総務総監の徐敏氏は、社内でESGの概念が明確に規定されていないものの、オフィス環境規約の実施、従業員のケア活動、コーポレートガバナンスなど様々な取り組みが行われており、すでに日常業務に浸透していると述べました。


最後に、HOYA人的資源経理-業務パートナーの王妍婷氏から、同社が定期的に実施しているone visionインフルエンサー採用活動について紹介しました。第一回目は、各部門から15名の同僚をインフルエンサーとして組織し、毎月異なるテーマで活動を計画・実施することで、ESGの実践を推進し、部門内でのESGの影響力を拡大しています。HOYAの業務開発経理、総裁助理の丁毅氏は、HOYAが地域社会や企業に提供している視力検査サービスを紹介しました。会社の専門チームがコミュニティーや企業を訪問してアイ・ケア講座や無料の眼科検査を実施しています。もし興味のある会員がいれば、ぜひ我々まで相談して欲しいと述べました。
お問合せ:丁毅 yi.ding@hoya.com 18301979476




HOYA公式アカウント

2時間を超える共有と交流は、話題が絶えない中で時間を迎えました。私たちは、在中日系企業によるESGの実践に深く敬意を表します。会員企業は、積極的にESG原則と日常管理を結び付け、本社の戦略ビジョンを中国現地法人に浸透させ、短期的な利益にとらわれず、長期的な視点から人類の持続可能な発展に資するよう努力しています。交流会の参加者からは、「本日の内容は非常に実践的で多くの有益な情報が得られた」、「会社のESG活動に対する新しいアイデアが得られた」などの感想をいただきました。


中智日本企業倶楽部智櫻会は、今後も会員のニーズに合った交流プラットフォームを提供し、専門的な知識と質の高いサービスで、会員企業の中国における健全で持続可能な質の高い発展を支援してまいります。