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「従業員の離職管理におけるコミュニケーションと交渉スキル」会員交流会開催のご報告(2024年10月22日)

报告文(中文)

2024年10月22日(火)、中智企業倶楽部通算320回目となる会員交流会「従業員の離職管理におけるコミュニケーションと交渉スキル」が中智大厦研修室で開催されました。今回の交流会は、オフライン(対面授業)とオンライン(ライブ配信)のハイブリッド方式で行われました。

今回の交流会には、KDDI、清水建設、三井金属、キヤノン(中国)、ニフコ、東京海上日動火災保険、平田機工自動化設備、日晶繊維、さくら国際貿易、キリン、KOKUSAI ELECTRIC、上海ミズノ、明治製菓食品工業、上海さくら文化製品、ニチレイ経営コンサルティング、上海凱訊通信工程、AGC、住電装貿易、愛科昇振動機械、 張家港保税区三井允拓複合材料、上海怡飛柯精密機械、ADKグループ中国、上海弩速克国際貿易(NSK)、DNP企業諮詢、東麗先端工程技術、スズキ、小林製薬、住友重機械減速機等会員企業の人事部や管理職責任者にご来場いただきました。また、キヤノン(中国)、東芝(中国)、三井住友海上火災保険(中国)広州支店、メイショウ電子(深圳)等北京、広州等より多くの会員企業の皆様にオンラインでご参加いただきました。


交流会の開催に先立ち、中智日企倶楽部智櫻会の魯亦雯高級経理より交流会の主旨の説明がありました。「人事実務において、各企業は常に社内人材の『血の入れ替え』を期待しています。しかし、法治社会が発展し、労働者の権利意識が高まり続ける中、この目標を達成するためには、従業員に対する管理のレベルを向上させる必要があります。さらに、労働者に対する法的知識や交渉スキルが全体的に不足していることから、「不合理な権利保護」を行っているケースも珍しくありません。そのため、企業側のコミュニケーション能力や交渉力に対する要求も高くなっています。本交流会では、実践的なケースの共有とケーススタディを通じて、この問題を解決していきます。」


今回の交流会では、中智企業倶楽部特別講師の李偉先生が講師を務めました。


交流会の冒頭、李先生は参加企業各社にグループに分かれてもらい、従業員の離職の過程で各社が直面する問題や課題、各社の対応策や解決策について話し合ってもらい、その後、従業員の離職に際して紛争が生じやすい理由(制度の定義が不明確、マネジメント能力の不足、企業戦略の不明確さ、リソースの制限など)を詳細に分析しました。また、労働契約の終了や労働契約解除の法的根拠についても説明を加えていきました。







李先生は続いて、従業員の離職に際してのコミュニケーションや交渉の実践ついて、人事担当者は会社の授権と予算を獲得する必要がありこの点を曖昧にすべきではないこと、各部門の人材需要と目的を理解し各部門のサポートを得る必要があること、そして、人材ギャップを特定し、リスクを減らし、人事コストをコントロールするためには、外部の力を利用するのも有力な選択肢であること提起しました。交流会の最後に李先生は、コミュニケーションと交渉のプロセスにおける実践的なスキルと注意点(オープニング、話の展開、傾聴、ペース配分)について解説を行いました。

3時間にわたる交流会の中で、李先生は法令解説や事例分析を通じて、離職マネジメントにおけるコミュニケーションや交渉での具体的な運用スキルと注意点をまとめました。交流会が終了した後も、李先生と参加者による実務上の具体的な課題について意見交換は続き、参加者からは本日の交流会の内容について非常に実践的であり、今後の業務に新たなアイデアや知見をもたらすものであったとの声が聞かれました。


中智日企倶楽部智櫻会は2024年も、会員の皆様のニーズに合ったサービスを提供し、専門的な知識と質の高いサービスをもって、会員企業の中国における健全かつ持続可能で質の高い成長のために尽力して参ります。我々のサービスに対する貴重なご意見やご提案を歓迎いたします。皆さまのご関心とご参加をお待ちしております!