《職業素養を向上シリーズ・効果的なコミュニケーション》会員交流会を開催(2025年4月24日)
2025年4月24日(木)、中智企業倶楽部総第329回《職業素養を向上シリーズ・効果的なコミュニケーション》会員交流会を中智ビルにて開催しました。今回の交流会は、オフライン(対面授業)とオンライン(ウェブ配信)のハイブリッド方式で行われました。
今回の交流会には、阪神阪急国際貨運、東京海上日動火災保険、科意半導体設備、上海マタイ貿易、IAI商貿、上海櫻花文化用品、上海津村製薬、BIC、バンドー、クボタ、上海リンナイ、積水化学、キヤノン、上海凱訊通信工程、ニトリ、重機、アシックス、日亜意旺機械、上海サイゼリア餐飲、上海住友商事等の会員企業の方々が出席しました。そのほか、北京や広州等の会員企業がオンラインで参加しました。
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交流会に先立ち、中智日本企業倶楽部・智櫻会の高級経理である魯亦雯が、本交流会の趣旨について説明しました。現代のスピード感あふれるビジネス環境においては、情報が瞬時に変化し、高効率なコミュニケーションがビジネスパーソンにとっての核心的な競争力となっています。その中で、報告・連絡・相談、いわゆる「ホウ・レン・ソウ」が、効率的なコミュニケーションの鍵となります。報告が迅速かつ正確でなければ、上司は進捗を把握できず、意思決定に支障をきたします。連絡がスムーズでなければ、部門間の協力に障害が生じ、全体の効率が大幅に低下します。相談が不足すれば、チームで知恵を出し合うことができず、イノベーションやブレイクスルーも望めません。今回の講座は「ホウ・レン・ソウ」に焦点を当て、現代の時代背景に合わせた実用的なスキルやロールプレイを通じて、受講者の皆さんが正確な報告、円滑な連絡、十分な相談を実現できるようサポートし、職場におけるコミュニケーションの質と業務効率の向上を目指します。
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今回の交流会では、中智日本企業倶楽部・智櫻会特約講師の袁星芳先生が講師を務めました。
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交流会の冒頭、袁先生が職場での実際の事例を交えながら、報告・連絡・相談(ホウ・レン・ソウ)の職場コミュニケーションにおける重要性を分かりやすく解説しました。そして、それが業務効率やチーム協力に与える深い影響を明らかにし、参加者の共感と考察を促しました。
続いて、袁先生は「ホウ・レン・ソウ」のスキルに関する深堀り講義に進みました。報告スキルにおいては、報告がビジネスパーソンの基本的な義務であることを強調し、報告対象の確認、TPO(時間・場所・状況)の把握、適切な報告手段の選択といった実践的な戦略を共有しました。
さらに、具体例を用いて、質問を通じてタスク内容を正確に確認する方法を詳しく解説し、参加者が認識のズレによる業務ミスを回避できるようサポートしました。
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その後、連絡スキルについて、袁先生は連絡相手を正確に確認するための重要ポイントを詳しく説明し、徹底した連絡の重要性を強調し、参加者がタスク確認のプロセスをより重視する意識を一層強化しました。
また、相談スキルの部分では、袁先生が相談の意義について掘り下げ、異なるコミュニケーション相手に応じた差異化された対応方法を紹介しました。併せて、「まず自分自身で努力し、準備を整えてから助けを求める」という職場での基本的な考え方も伝えました。
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3時間以上にわたる学習を通じて、会員の皆様は「ホウ・レン・ソウ」の要点について、より深く理解することができ、今後の管理業務における重要なポイントについて新たな気づきを得ました。休憩時間や交流会終了後には、多くの会員が実務上の疑問や課題について、袁先生と意見交換を行い、今日の交流会は非常に実用的だったとの感想が多く聞かれました。
中智企業倶楽部は、2025年も引き続き会員の皆様のニーズに合ったサービスを提供し、専門的な知識と質の高いサービスををもって、中国における会員企業の健全で持続可能かつ質の高い発展を支援してまいります。当倶楽部のサービスに対する貴重なご意見やご提案を歓迎いたします。皆さまのご関心とご参加をお待ちしております!