「課長塾in上海」受講生からの声 第4期——常熟快風空調有限公司 副総経理 楊希強 氏 (2017/7/24)

中智上海経済技術合作公司と日経BP社は共同で、在中日系企業のミドルマネジャーを対象とし、管理能力向上と経営理念を学ぶ日本語の研修である「課長塾IN上海」を企画開催しました。
去年7月の開催後、参加企業と多くの在中日系企業から強い要望をいただき、今年5月に上海において第2期課長塾を開催し、機械製造、情報技術、貿易、物流等各業界の有名日系企業から受講生を御派遣いただきました。
日常管理業務における課題は何か?課長塾で学んだ事を、職場に戻ってどの様に活かしているか?課長塾をより理解していただくため、受講生の皆さまの声をシリーズでお伝えします。

第4回目は、「課長塾IN上海」第1期を受講した常熟快風空調有限公司の副総経理 楊希強様の感想をお伝えします。


 

●空調・防災機器の製造販売会社の副総経理、入社13年目の楊希強様。

これまでのミドルマネジャーとしての経験で、一番印象に残る成功のエピソードをお聞かせください。

———弊社のシステム製品の性能及び品質が客様に評価され、北京のシンボル事務所ビルに、採用して頂きました。
最初、ほぼ不可能に見えそうな案件を、全社一丸となって最後の成功に繋がった経験は、仕事の上で一番印象に残る成功のエピソードです。

これまでミドルマネジャーとして、どの様な課題を抱えていましたか。

———営業力及び競争力の強化などの課題を抱えています。


楊希強様仕事中の風景1(プレゼン)   

課題の解決のために、自分にどのようなスキルを身につけることが必要だと思いますか?

———リーダーシップ能力の発揮により、チームワーク作りに専念し、営業力強化することです。競争力の強化については、差別化によるコスト競争力の継続提供は重要だと考えます。

課長塾を受講したきっかけを教えて下さい。

———上司の推薦で参加させていただきました。


楊希強様仕事中の風景2(製品改善)   

課長塾の特徴である日本人幹部と中国人幹部の異業種・異文化交流を経験し、何を学びましたか。

———異業種との交流は、なかなか良い機会だと考えます。
皆の勉強の真剣さ及び目標の達成意欲を強く感じました。
チームワークの力(協調の重要性)を学びました。

課長塾を受講して、役立ったポイントを教えて下さい。

———たくさんありました。とりわけ革新力と顧客満足力の重要さや、競争に勝つためのポイントを学びました。


楊希強様仕事中の風景3(現場)   

日系企業のミドルマネジャーとして、上司に言いたいこと、部下に言いたいとこをひと言でまとめて下さい。

———上司へ:信頼して任せてください。
部下へ:自信を持ってチャレンジしてください。

将来サラリーマンとして成し遂げたい事、マネジャーとしての目標を教えて下さい。

———いつも社員達が自慢できる会社作りに貢献したいです。


楊希強様課長塾受講中の風景   

今後受講してみたい課長塾のテーマやジャンルは何ですか。

———営業力強化などを勉強したいです。

次回の課長塾受講生に対して、先輩としてアドバイスをお願いします。

———課長塾は短期間ですが、とても価値があるので、是非お受けください。絶対、損はしません!


楊希強様修了書受領の風景   

中智からのコメント:楊様は、異文化能力が高く、初対面の印象は、日本人ビジネスマンと間違えました。一方、会社の営業について、特に、中国内需マーケット向けの営業は、すべて楊様一人で動いています。事業は技術性が高く、よく中国のナンバーワンの設計事務所と打ち合わせなど、工場のワーカーの採用や福利等細かいことも自分で管理し、さらに伝統的な日系本社に対しても様々な現地の状況を伝えるなど、本社に理解して納得してもらうために、いろいろな工夫をしています。出張が多く、体は常に移動中、心は快風ビジネスに専念と、深く感じています。目下日系企業の一番の課題は中国内需マーケットなので、楊様の力で、快風会社は順調に発展されていると見えます。いつも中国社の総経理小村様と一緒に来社訪問の姿を見ると、成功した日系企業は、社内に日中の壁がなく、情報共有するのが基本だと感じました。