「課長塾in上海」受講生からの声 第6期——櫻華国際貿易(上海)有限公司広州分公司 営業課長 藤川 洋平 氏 (2017/8/8)

中智上海経済技術合作公司と日経BP社は共同で、在中日系企業のミドルマネジャーを対象とし、管理能力向上と経営理念を学ぶ日本語の研修である「課長塾IN上海」を企画開催しました。
去年7月の開催後、参加企業と多くの在中日系企業から強い要望をいただき、今年5月に上海において第2期課長塾を開催し、機械製造、情報技術、貿易、物流等各業界の有名日系企業から受講生を御派遣いただきました。
日常管理業務における課題は何か?課長塾で学んだ事を、職場に戻ってどの様に活かしているか?課長塾をより理解していただくため、受講生の皆さまの声をシリーズでお伝えします。

第6回目は、「課長塾IN上海」第2期を受講した櫻華国際貿易(上海)有限公司広州分公司の営業課長 藤川洋平様の感想をお伝えします。


 

●文化用品製造販売会社の営業課長、入社7年目の藤川様。

これまでのご経歴を簡単にご紹介ください。

———入社後、海外事業本部に配属(営業担当:中国/香港)され、2016年11月に広州赴任。華南/華中/華西区の営業課長として、部下は7名(広州3名、武漢2名、成都2名)です。

これまでミドルマネジャーとして、どの様な課題を抱えていましたか。

———人材育成と社内コミュニケーションに課題を感じていました。

課題の解決のために、自分にどのようなスキルを身につけることが必要だと思いますか?

———人を見る力(動かす力)が必要だと常々感じています。まずは個々の能力や性格を把握する事で的確な指示を行い、信頼関係を構築していく。そして個々の結びつきを強め広げていく事で、チーム/組織が機能していくと考えます。


藤川様仕事中の風景   

課長塾を受講したきっかけを教えて下さい。

———上司の推薦で参加を決めました。

課長塾の特徴である日本人幹部と中国人幹部の異業種・異文化交流を経験し、何を学びましたか。

———同じ目的を持って参加した同志なので、特に日本/中国というところで違いを感じる事はありませんでしたが、ディスカッションを繰り返す中で、皆さんの真剣な思いを肌身に感じ、自分の仕事に対する情熱がまだまだ未熟であると認識させられました。

課長塾を受講して、役立ったポイントを教えて下さい。

———受講前は、リーダーとして期待される中で、何をしなければいけないのか。悩むが故に考えと行動がぶれていた所がありましたが、受講後は、まずはリーダーとしての自覚を持つ事、リーダーとしての方向性を社内でスピークアウトして事が必要と感じるようになり、強いチーム作りの手段を具体的にイメージ化出来た事が大いに勉強になりました。


藤川様課長塾受講中の風景   

日系企業のミドルマネジャーとして、上司に言いたいこと、部下に言いたいとこをひと言でまとめて下さい。

———まずは信じる事、認める事から始めましょう。

将来サラリーマンとして成し遂げたい事、マネジャーとしての目標を教えて下さい。

———目標を高く設定し、それに向けて着実にステップアップしていきます。

今後受講してみたい課長塾のテーマやジャンルは何ですか。

———人材育成です。

次回の課長塾受講生に対して、先輩としてアドバイスをお願いします。

———積極的に発言をすれば、より多くを学ぶ事が出来ると思います。


藤川様修了書受領の風景   

中智からのコメント:真面目、慎重真剣、スポーツマンの様な体格、それは、中智から藤川さんに対する印象でした。
日系企業が中国内需マーケットを拡大するため、上海や北京などの本社から離れ、地方の営業所に駐在する駐在員の方々が増えてきています。仕事は非常にハード、市場開拓、社員管理など、長距離のやり取りが必要になります。その中で課長として、地域の売り上げ目標を持ち、部下は様々な地域にいるので、信頼は万事の基ですね。今後共、櫻クレパスの華南エリアでの振興に期待します。