「課長塾in上海」受講生からの声 第9期——優松国際貿易(上海)有限公司 副総経理 坂口 准也 氏 (2017/11/28)

中智上海経済技術合作公司と日経BP社は共同で、在中日系企業のミドルマネジャーを対象とし、管理能力向上と経営理念を学ぶ日本語の研修である「課長塾IN上海」を企画開催しました。
去年7月の開催後、参加企業と多くの在中日系企業から強い要望をいただき、今年11月に上海において課長塾【実践編】を開催し、機械製造、技術、貿易、物流等各業界の有名日系企業から受講生を御派遣いただきました。
日常管理業務における課題は何か?課長塾で学んだ事を、職場に戻ってどの様に活かしているか?課長塾をより理解していただくため、受講生の皆さまの声をシリーズでお伝えします。

第9回目は、「課長塾IN上海」実践編を受講した優松国際貿易(上海)有限公司の副総経理 坂口 准也様の感想をお伝えします。


 

●貿易会社の副総経理、東莞駐在10年近くになる坂口 准也様。

これまでのご経歴を簡単にご紹介ください。

———2008年行田電線㈱に入社。本社に半年勤務し、2008年より東莞に出向しました。ミッションは現地事務所の立上げ及び運営。2011年現地法人を設立し現在に至ります。

これまでマネジャーとして、どの様な課題を抱えていましたか。

———営業、購買、生産管理、品質管理、労務、人事すべてのことを対応しなければならなかったので、常に手探りで業務をおこない、失敗も多く経験しました。ミドルマネジャーを育てることはある程度できたと思っているのですが、ミドルマネジャーに次のミドルマネジャーをいかに育ててもらうかが現在の課題です。

課題の解決のために、自分にどのようなスキルを身につけることが必要だと思いますか?

———人を育てるスキル、組織運営のスキルを身につけたいです。


  


坂口様仕事中の風景   

課長塾【実践編】を受講したきっかけを教えて下さい。

———社長に「面白そうなセミナーがあるので、行ってこい。」と、勧められました。

課長塾の特徴である日本人幹部と中国人幹部の異業種・異文化交流を経験し、気づきはありましたか。

———やはり幹部の方なので落ち着いた雰囲気の方が多かったですね。少し遠慮されている方もいるように感じました。もう少し本音でガンガン討論したかった。という思いはあります。


坂口様課長塾受講中の風景   

課長塾【実践編】を受講して、実際の職場でどの様に活かしていますか?具体例をお聞かせ下さい。

———劣後順位をつけるようになりました。少し極端な言い方ですが、以前は来たメールの順から読んで、片っ端から課題を解決していくような仕事の仕方をしていました。
研修後は、ざっくり全体のメールを見て、やらない仕事を決めて、やばい仕事(Aゾーン)を処理するようにしてます。Bゾーン(重要、緊急でない)の仕事の取組み方はこれから考えていくところです。 また、できない部下との接触回数を増やしています。一日の終わりに電話かWECHATで当日の業務と明日の業務に話合う時間を持つようにしました。


坂口様修了式での感想発表   

今後、課長塾で取り上げて欲しいテーマやジャンルは何ですか。

———売上をいかに伸ばすか、売れる営業マンの育て方

次回の課長塾受講生に対して、先輩としてアドバイスをお願いします。

———課長塾に参加にして本当に良かったと思っています。絶対に後悔はしないはず、迷っている方はぜひ参加を!!


坂口様修了書受領の風景   

中智からのコメント:課長塾での坂口様は、明るくて非常に積極的な印象でした。課長塾【実践編】には、受付開始後、一番早く申し込んでいただき、はるばる東莞からのご参加に、感謝! 副総経理でも人事のことに自ら関心もち、課長塾終了後、即中国法人の社員人事福利サービスをレベルアップしたく、中智に社員の人事代理業務を依頼する手配をしていただきました。その動きを見ると、課長塾の参加者はとても行動的で一生懸命さを感じています。