聞いてみなければ解らない!人物インタビューシリーズ
『コニカミノルタ弁公系統(中国)有限公司 中田 裕司 董事長兼総経理 インタビュー!』2022/5/26
同じ空の下で、力を合わせて抗疫戦に勝利しよう!
——抗疫特別インタビュー——
現在、上海の抗疫作業は既に夜明けを迎えつつあります。そこで抗疫戦を戦っている会員企業を代表して、複数の日本人管理者の皆様にインタビューを行い、今回の封鎖管理の中で得た経験、課題や気づき、そして復工復産に向けた準備について語っていただきました。
1989年関西学院大学経済学部卒業後、ミノルタ株式会社(当時)に入社。95年にミノルタ香港北京事務所の所長に就任し、中国市場の開拓に携わる。2001年に日本へ帰任後、2004年から18年まで、中国香港、タイ、インド、欧州の各現地法人と事務所のトップを歴任する。18年に再び日本へ帰任し、上席執行役、地域営業統括部長を歴任後、21年に現職へ就任し現在に至る。
今回の封鎖管理を経験し、どの様なことを学びましたか。
上海ロックダウンで学んだことは人と人のつながりの大事さです。困難な時こそ助け合い、励ますことの重要さを感じました。
価値提供型販売の推進と印刷業界のデジタル化を進める当社では、ロックダウン中に自社販売員と代理店の販売員向けのオンライン教育と印刷会社向けの各種オンライン教育を特別に開催しており、毎回1000人以上の方が参加してくれています。オンライン教育を通して、社員とパートナー、顧客が一緒になって学ぶことで、これまで以上に一体感を築けるようになったと感じています。
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封鎖管理が続く中で、従業員の心や体の健康について、どの様なケアをしていますか。
隔離期間中でも、私は決して社員たちやお客様の心まで隔離させてはいけないと思っています。そこで、隔離期間中は少しでも時間が空いたら、私自ら社員や取引先に対し、積極的に電話をかけるようにしています。
「初めて話をしますね。」と言って話すサービス部門の方や、「どんな仕事をしているのですか?」と聞かなければならないような今まであまり面識の無かった社員、「野菜は届きましたか?」と世間話をするだけの販売店の方もいます。そういう人たちから聞く話はとても面白く、また私を元気づけてくれます。少し不思議な気持ちもしますが、今回の封鎖管理を通して反対に、社員たちやお客様とコミュニケーションを深める良い機会になったように思います。
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力を合わせて抗疫戦を戦っている社員たちや、会員企業の皆さんにエールをお願いします。
このロックダウン期間を無為に過ごすことは、コロナに負けたことになります。普段は日常業務で忙しい皆様が学びの機会を得て、今後の事業発展に役立てることができれば、それはコロナに打ち勝ったということだと思います。
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