商務部 3月FDIデータ公表 予想をはるかに上回る見通し
商務部 3月FDIデータ公表 予想をはるかに上回る見通し(2013/5/15):
商務部が4月18日、第一四半期における直接投資データを公表した。第一四半期、全国の外資系企業による投資があった企業は4822社で、昨年同期に比べ10.36%減、投資総額は299.05億ドルで、1.44%増となった。うち、3月の外資系企業による投資企業は1907社で19.67%減、投資総額は124.21億ドルで5.65%増、市場予測の1.9%を上回った。
商務部は、第一四半期の外資による投資には3つの特長がある、との見方を示した。
1点目は製造業、サービス業への投資が増えている点である。新設外資系製造業企業は1458社(23.66%減・同期比。以下同じ)で、投資総額は131.74億ドル(0.64%増)、それぞれ全体の30.24%、44.05%占める。同サービス業企業は2853社(5.31%減)で、投資総額は144.27億ドル(2.82%増)、それぞれ全体の59.17%、48.24%を占める。農業、林業、畜産業、漁業企業は135社(10%下落)で、投資総額は3.27億ドル(39.4%減)、それぞれ全体の2.8%、1.09%を占める。
2点目は、欧米諸国の中国への投資が大幅に伸びている点である。アメリカの対中国投資総額は10.58億ドルで同期比18.49%増。EU諸国の対中国投資総額は20.51億ドルで同期比45.01%増。アジア10カ国/地域(香港、マカオ、台湾、日本、フィリピン、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、韓国)の対中国投資総額は257.94億ドルで同期比0.34%減。うち日本の対中国投資総額は22.90億ドルで同期比10.48%増、となっている。
3点目は西部地区への外資による投資総額が比較的早いスピードで伸びている点である。東部地区への外資投資総額は250.47億ドルで同期比0.17%増、全体の83.76%であるのに対し、中部地区への外資投資総額は24.96億ドルで同期比0.69%増、全体の8.35%を占め、西部地区への外資投資総額は23.62億ドルで18.29%増、全体の7.9%を占めるという結果となった。