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【政経】中国の就職状況、今後も厳しい見通し(2013年11月22日)

【政経】中国の就職状況、今後も厳しい見通し(2013年11月22日)

 10月10日、中国人事科学研究院編の人的資源青書「中国人力資源発展報告(2013)」が公表された。青書では、就業を牽引する経済環境は国内外で芳しくなく、就職状況は依然として厳しいと指摘している。同書では、国際金融危機の影響により、今後数年において全世界の失業者数は増加を続け、2018年にようやく経済危機前の水準に戻るとしている。国内から見ると、中国の経済成長は今後減速し、个位数的增舞ャ度将可能成:N常`。青書ではまた、現在新たな就業需要と供給労働力に大きな隔たりがあり、今後一時期、中国ではマk年2400万人の失業者に対し1200万人分の職位しか確保できなくなるという。「十二五」期間の新卒生規模は700万人に達し、農村では毎年800万人が就業を必要としている。就業総量という圧力に対面すると同時に、雇用のミスマッチは更に突出する。青書ではこの原因を、労働者の素質と社会の発展需要のミスマッチが原因であるとしている。全国就業者数中、初中及びそれ以下の学歴の者は70.3%に及び、大学以上の学歴を持つ者はわずか12.94%である。労働力市場においては技術職が不足しており、特に高度な技術を持つ人材の不足は深刻である。調査では、中国の労働者流動率は15.9%で世界的に見ても高く、労働密集型企業の一般職工の流動率が特に高い。労働者の就業安定性が低く、就業期間の短期化が突出している。また一方で、農民工の出稼ぎにおいて「短期化」の趨勢が見え、業務従事期間は短く、流動性が高くなっている。同時に、新卒大学生の就業安定性も全体的に下降している。